ゆきは

小学5年の長男と小学2年の双子(次男・三男)の三人の男の子育児中の母(40代)です。 次男が発達障害と診断されてから、それまでの生活パターンが本当に変わりました。私自身が変わっていくことで、子どもたちの変わらない笑顔を守っていけると、私は子どもから教わりました。一人ではありません。家族皆で、力を合わせて生きて行こうと思います。

まずは整理整頓、選ぶこと

我が家の次男は、状況判断能力が低く、言葉の整頓も極めて困難です。自分の言葉に出して言うということが、次男の中で最も高い壁であることが発達検査で数字として出ました。普通であれば経験や毎日の経験から覚えていく言葉も、しっかりと説明しなければ使うことができません。例えば、「おはよう」「おやすみ」の挨拶ですら、「どうして、朝はおはようで、夜はおやすみなの?」と真剣に聞いてきます。言葉の語源を調べて説明し、その説明を納得しないと使うことが出来ません。二年生になり漢字を多く覚えてくれてたおかげで、「この言葉は漢字で書くとこうで、この漢字はこういう意味の示します」という説明が出来るようになったので、ず...

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ゆきはさん ( 7歳の体験談 )
視線が合わず、返事もしない。そこに人がいないようです。

保育園で過ごした三年間。1つのことに夢中になると、名前を呼んでも全く反応しない次男です。目の前で話をしていていても、目は横を向いてそらしてしまい、問いかけに対する返事はするものの、まるで聞いていない様子に見えました。年長になり、小学校への入学に向けてひらがなの練習などを始めた頃、なかなか学習に手を付けない次男に、小学校に行くんだよと話をするも、やはりいつも通り視線は合いません。最初は三人の子育てをしている中、あまり下の双子に正面から顔を見て話すことがなかった自分をまずは反省しました。三男は斜視のためもともと黒目が自分の方を向いていなかったので、ひょっとしたら次男も斜視の傾向にあるのかと思...

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ゆきはさん ( 3歳の体験談 ) 4
泣き叫ぶことも出来ない次男

小学校を入学してから間もなく、次男の担任の先生からの電話に日々悩まされていた頃の事です。私が次男の発達障害を疑い始めた頃で、悩みのために眠れなくなり、深夜まで起きていることが多くありました。時計の針を見て、これ以上起きてると体が辛いかなと思い、寝室に向かうと、ゆっくり寝ていたはずの次男が布団の上に座りこんでいました。声をかけても反応はせず、軽く頭を撫でるとパタンと倒れるようにまた眠っていきます。翌朝聞いてみても、本人は覚えていないと言うばかりです。週に数回、特に翌日に学校が始まる日曜日の夜は数時間ごとにそんな次男の姿がありました。私が不眠症になりかけていた状態でしたが、さすがに次男のこと...

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ゆきはさん ( 6歳の体験談 ) 2
療育開始後の次男、家族の変化

我が家の次男が発達障害(アスペルガー症候群・受動型)の診断を受けたのは小学2年生に進級する春休み(4月)でした。検査の結果、知能指数は問題があるどころか平均よりはるか上の数字を出しており、心理士の先生の最初の一言は「もったいない」という言葉でした。人より多くのことを覚える能力は高いにも関わらず、次男はその情報を整理し、まとめる能力が低く、具体的な言葉を使って表現をすることが出来ないと説明を受けました。療育の治療にかかる時間や費用、主人や家族にも負担をかけたくないと、療育をすぐにスタートすることが出来ずにいました。けれど、発達支援センターの心理士の方と相談しながら、日常的に出来ることをする...

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ゆきはさん ( 7歳の体験談 ) 3