ジャスミン

私の第１子妊娠が分かったのは、３９歳の時。出産時には４０歳を迎えていました。結婚が遅かったのですが、結婚してすぐに妊娠が発覚。高齢出産と俗に言われますが、私自身は妊娠が分かっても年齢について特別な思いを抱きはしませんでした。純粋に子どもを授かれたことが嬉しく、出産に向けて進んでいこうという前向きな気持ちしかありませんでした。ただ、現状は違いました。まず病院選び。私が住んでいる地域には産院は３つ。調べていくうちに分かりましたが、そのうちの２つは３５歳以上は受け入れないとのことでした。１つの産院に至っては“心身ともに健全である３５歳未満の方”とあり、病院側にとって少しでも安全だと思われる妊婦...

破水からの入院。でしたが、そこからなにも音沙汰がなく時間ばかりが過ぎていきました。陣痛もですが子宮口も開く様子が全くなく、破水から８時間後に促進剤で促すことになりました。しばらく様子を見るも、促進剤の効果を感じることはありませんでした。子宮口はぴったり閉じているとのことで、助産師さんが度々様子を見に来て来られては、レベルを１つ２つと上げていかれました。痛みは少しずつ増します。それでもまだ閉じたまま。メモを取っているわけではないので完全にうろ覚えですが、破水から１４時間後に本陣痛がきた時もほとんど閉じたままだと言われたように思います。ただ陣痛がきたことで、促進剤のレベルは更に上がりました。...

出産予定日あたりは、主人が仕事で２週間ほど不在の予定でした。両家実家とも飛行機距離。それもあって里帰りはしないと決めていたので、本当の１人で出産に臨む覚悟もしていました。予定日の１０日前。出張に行っている主人から 「今日、急に一旦戻ることになった。明日はまた朝早くから出るんだけど」 と連絡が。出張は度々ありますが、途中で帰ってくるなんて滅多にないことです。この日は朝からお腹がチクチクと痛み、我慢は出来るものの微弱な痛みが頻繁に起こっていました。お腹も張ります。主人の帰りを待ち晩御飯も済ませ、さて休もうかとベットに横になった時です。小さくですがはっきり“プチッ”という音がしました。もしかし...

元々痛みに強く（鈍く？）これが前駆陣痛かもと思ったのは、３８週に入ってすぐの時でした。思えばそれまでも度々お腹の張りとチクチクする痛みがあったのですが、我慢できないほどではなかったので、あまり気にすることなく毎日を過ごしていました。３７週くらいからあったでしょうか。ただ、３８週１日目。この日は朝から持続的に痛みがありました。今日は続くなと思いながら、出産前最後になるであろう美容室へ。構わずお願いしていたのですが、微弱ながら続く痛みに“もしかしてこれは・・・”と途中で施行を止め、家に帰って休むことにしました。帰宅後しばらく横になっていましたが、やっぱり治まらず。そのままチクチクする痛みは、...

妊娠が分かった時に、病院から１番に言われたのが体重管理についてでした。私が出産した病院では、最初の健診時に妊娠前の体重から１０㎏増までに抑えるよう重々言われました。それを超すとどうなるか。母体はもちろん赤ちゃんにどのようなリスクがあるかを、かなり丁寧にお話しされたと思います。出産は命がけです。私達母親は自分の意思で体重に気をつけられるとしても、赤ちゃんは母親次第。脂肪がつけばつくほど産道は狭くなり、赤ちゃんにも負担が。ただでさえ大変な出産が、更に困難のものとなります。妊娠高血圧症になりやすかったり、妊娠糖尿病のリスクも高まります。私が最初に体重を指摘されたのは、29週に入った時でした。こ...