妊娠期間中の体重管理
妊娠が分かった時に、病院から1番に言われたのが体重管理についてでした。
私が出産した病院では、最初の健診時に妊娠前の体重から10㎏増までに抑えるよう重々言われました。
それを超すとどうなるか。
母体はもちろん赤ちゃんにどのようなリスクがあるかを、かなり丁寧にお話しされたと思います。
出産は命がけです。
私達母親は自分の意思で体重に気をつけられるとしても、赤ちゃんは母親次第。
脂肪がつけばつくほど産道は狭くなり、赤ちゃんにも負担が。
ただでさえ大変な出産が、更に困難のものとなります。
妊娠高血圧症になりやすかったり、妊娠糖尿病のリスクも高まります。
私が最初に体重を指摘されたのは、29週に入った時でした。
この時の体重60.8㎏。
妊娠前からして既に7.8㎏も増えていました。
最初にも書きましたが、体重についてはかなり厳しく言われる病院でしたので、管理の甘さをかなり強めに指摘されました。
確かに...10㎏まではわずか2.2㎏。
残りの妊婦生活10週ほど。
後期は急に体重が増える妊婦さんが多いとも言われ、私にしてみればかなりギリギリの状況でした。
といっても私の場合は悪阻がひどく、初期から結局臨月までずっと吐き気に悩まされていました。
何も口にする気が起きず、全妊娠期間中を通して食事をあまり摂っていない自覚があったにもかかわらずこの有様だったので、どうすれば体重を抑えられるか。
本当に考えました。
食べる量は少ないはずなので、更に体を動かすことに。
それまで1日20分くらいしか歩くことがなかったので、それを1時間に増やしました。
出来る限りと思っていたので、少々調子が悪くても気分転換を兼ねて歩きました。
ただ北国に住んでいるため、冬時期は雪の中を散歩。
寒さもあり決して妊婦には良い環境じゃなかったかもしれませんが、臨月までそれは続けました。
食事に関しては、元から野菜中心でしたが、指摘を受けてからは更に食事の内容に気をつけるように。
レタスと豆腐だけの日を週に3日とか。
水を飲むだけでも増えるようで、この頃は体重計に乗るのが怖かったです。
最終的に出産時の体重は妊娠前の+10㎏でした。
前半に比べてほとんど増えず、妊娠中のトラブルもなかったし出産自体は安産でした。
ただ出産時は出血量が多かったので、かなり危なかったようです。
妊婦の間は食べられるものも制限され、思うような食事が出来ずにストレスになりやすいかと思います。
過度な我慢は心にも体にも良くないと思うので、たまには好きなものも摂りながら乗り切ってください。
全ては可愛い我が子に会うため。
と思ったら少し苦じゃなくなるかも。
体重管理は大変だと思いますが、その先に素敵なことが待っていますよ。