出産当日(陣痛〜分娩まで)の体験談

この日こそベストタイミング

出産予定日あたりは、主人が仕事で2週間ほど不在の予定でした。
両家実家とも飛行機距離。
それもあって里帰りはしないと決めていたので、本当の1人で出産に臨む覚悟もしていました。

予定日の10日前。
出張に行っている主人から 「今日、急に一旦戻ることになった。明日はまた朝早くから出るんだけど」 と連絡が。
出張は度々ありますが、途中で帰ってくるなんて滅多にないことです。

この日は朝からお腹がチクチクと痛み、我慢は出来るものの微弱な痛みが頻繁に起こっていました。
お腹も張ります。
主人の帰りを待ち晩御飯も済ませ、さて休もうかとベットに横になった時です。
小さくですがはっきり“プチッ”という音がしました。
もしかして。
破水したのかな。
私の思いそのままに、なにやら足を伝って流れてくるものがあります。

そこからはバタバタと時間が過ぎて行きました。
電話連絡後、すぐに病院へ。
診察の後、そのまま入院。
私の予想通り、破水からの出産を迎えることとなりました。
深夜0時のことでした。
ただそこからなかなか進まず、朝を迎えても陣痛の気配が全くありません。
子宮口が開く様子もないというので、破水から8時間後。
促進剤を使って陣痛を促すことになりました。

それでもなかなか陣痛が起きず、促進剤の強度もどんどん上げられていきました。
私は元々痛みに鈍いのですが、そんな私でもついに来たと分かった本陣痛。
破水からは既に14時間経っていました。
痛みの間隔がどんどん狭まり、2~3分間隔に。
それでも子宮口がほとんど開かず、とうとう促進剤はMAXに。
赤ちゃんに負担は掛からないのか、それだけが本当に心配でした。

前駆陣痛とは比べ物にならない痛み。
でしたが、想像よりは耐えられる痛みだと私は個人的に思いました。
破水から17時間後。
子宮口が全開になったところで、いよいよ分娩室へ。
そこからは40分ほどで産まれて来てくれました。
我が子の顔を見た瞬間、よく言いますが痛みは忘れていました。

後々落ち着いた頃に聞かされましたが、出血が酷く、輸血するかしないかの瀬戸際だったそうです。
そんな命がけの出産も、たまたま主人がいる日に出て来てくれたことが何ともいえず。
タイミングを見て出て来てくれたんだろうなとしか思えないこの偶然。
人生で1番感動した出来事でした。

後輩ママへのアドバイス

初めてだと、想像もつかず怖さも増すと思います。
でも陣痛がきてしまえばあっという間です。
なにより可愛い我が子に出会えるとても神秘的な瞬間なので、怖さだけで終わらないで楽しみな気持ちも備えて欲しいなと思います。
出産は1人ひとり違いますが、本当に命がけだと実感します。
元気な赤ちゃんを産んで下さいね。

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