回旋異常とは?難産の原因にもなる回旋異常での分娩体験談をまとめて紹介

分娩で赤ちゃんが産道を通る際、赤ちゃんの回り方が通常と異なってしまう「回旋異常」。分娩異常のひとつで、回旋異常が起こるとお産に時間がかかるなど、難産の原因にもなります。では実際に回旋異常が発生した場合の分娩経過はどのようなものなのでしょうか?体験談を紹介します。

回旋異常のため、吸引分娩や鉗子分娩になる

回旋異常が原因で陣痛停止 吸引とお腹を押して赤ちゃんを押し出す

本来なら麻酔しても陣痛は変わらずくるのですが陣痛が止まってしまいました。そこで陣痛誘発剤を投与し、陣痛を起こしました。陣痛が途中で止まってしまったのが回旋異常というものでしまた。赤ちゃんの回転が逆向きになっていたのです。そのため陣痛が弱くなってしまったのです。そうなった場合、帝王切開になるのですが、赤ちゃんが小さかったため、陣痛がきた後、吸引とお腹の上に看護師が乗って押し出しました。
(二児の母さん/25歳 体験談「とてもきつかった初めての出産」より)

回旋異常で赤ちゃんが下りてこられず、吸引分娩で出産

私の場合は、息子が4キロ以上でしたが、帝王切開ではなく普通分娩で頑張りました。息子が大きすぎて回旋異常で(赤ちゃんが逆に回っておりてこようとする状態)なかなかおりてこられず、吸引分娩法という赤ちゃんを吸い出す方法で出産しました。
(そうママさん/27歳 体験談「立つことも座ることも辛かった半年間」より)

陣痛が強くならず、鉗子分娩に

私が鉗子分娩になった原因は、赤ちゃんの回旋異常です。どうやら、へその緒が首に二重になって巻いてしまっていたせいで、赤ちゃんが苦しかったのもあり、頭が理想的な位置にきてくれなかったとのことでした。
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子宮口全開近くなるあたりまでは、お産が順調に進んでいるのがなんとなく分かりました。ですが、途中から陣痛の強さがマックスまでいかなくなり、自分でも、あれ?どうした?と感じていました。助産師さんが、赤ちゃんの頭が、うまく骨盤に入っていないようだから、ちょっと手で修正してみますねと言って、手を入れて修正を試みて下さいましたが、うまくいかず、先生に鉗子を使ってお手伝いしていただくことになりました。
(ヒラノさん/33歳 体験談「鉗子分娩の上手な先生に感謝です。」より)

回旋異常により、緊急帝王切開で出産

破水後に誘発するも子宮口開かず 過強陣痛と回旋異常で帝王切開

退院ができて、予定日の1週間前に前期破水してしまい、入院になりました。
私は破水するとすぐ産めるんだと思っていましたが1日目は陣痛待ち。
2日目から錠剤による誘発。17時で打ち切り、
3日目は点滴による誘発。初産もあり、子宮口がひらかず子宮口をひらく点滴?も追加。17時で打ち切り。夜中も陣痛やまず。子宮口4センチ。
4日目も点滴による誘発。点滴いれた瞬間から凄まじい痛みに襲われ、でもまだ子宮口ひらかず。
結局過強陣痛と回旋異常により帝王切開での出産になりました。
(みーちゃんさん/24歳 体験談「切迫早産から出産まで」より)

子宮口が開かず、緊急帝王切開 陣痛開始から41時間で出産

しかし、病院に行っても陣痛の間隔は狭まらず、子宮口も1センチと言われショックでショックで…いつまでこの痛みに耐えるのかと涙が出ました。
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陣痛を抱えてうめきながら診察してもらうと先生が「子宮口は開いてないですね〜。出しましょうか、さすがにつらいでしょ?うん、今から手術ね、ご家族にすぐ来てもらって、説明するから!」「え、え、ちょっ」すぐに出したいけれど、手術というのはやはり怖かったです。でもそれよりも陣痛が痛くて痛くてこの子が無事に出てくるならと手術を了承。
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結局陣痛がきてから41時間で無事出産。回旋異常という診断がつきました。我が子は3700gの大きな女の子で手術で出すときも肩が引っかかって出ないと先生たちが奮闘していました。
(あめちゃんさん/36歳 体験談「陣痛がきてから41時間、子宮口1センチ」より)