鉗子分娩の上手な先生に感謝です。
私が鉗子分娩になった原因は、赤ちゃんの回旋異常です。どうやら、へその緒が首に二重になって巻いてしまっていたせいで、赤ちゃんが苦しかったのもあり、頭が理想的な位置にきてくれなかったとのことでした。
私は無痛分娩を選択しており、無痛分娩のリスクとして、麻酔によっていきみの感覚も鈍くなり、しっかりいきむことができずに鉗子分娩や吸引分娩になることがあるという認識はしていました。ですが、私がお世話になった病院は、できるだけそのようなことがないよう、いきむ前は麻酔の追加をストップして、いきみの感覚が分かる程度の痛みのなかで出産をするという方針で、実際にいきむ感覚も分かったので、麻酔が原因ではないと思っています。
また、もともと鉗子の使い方が上手だと評判の先生だと聞いていたので、鉗子分娩になったらなったで先生を信頼しようと決めていました。
陣痛の強さが数字で分かるモニターが見えていたので、子宮口全開近くなるあたりまでは、お産が順調に進んでいるのがなんとなく分かりました。ですが、途中から陣痛の強さがマックスまでいかなくなり、自分でも、あれ?どうした?と感じていました。助産師さんが、赤ちゃんの頭が、うまく骨盤に入っていないようだから、ちょっと手で修正してみますねと言って、手を入れて修正を試みて下さいましたが、うまくいかず、先生に鉗子を使ってお手伝いしていただくことになりました。
会陰切開をする瞬間、鉗子を入れる瞬間に麻酔が効いているように、麻酔を追加してもらえたので、その痛みは、まったく気になりませんでした。私のいきむタイミングに合わせて、赤ちゃんを引っ張り出してもらい、なんだかラクをしたような気分でした。
産後3日間ほどは、赤ちゃんのおでこに鉗子の跡が赤く残っていましたが、退院する頃には、きれいに治っていました。頭の形の変形などもなく、ほっとしています。
おそらく、いざその場になって、鉗子を使います!と言われたら、有無を言わせず、お願いします!と言うしかないと思います。もしそうなっても、とにかく先生や助産師さんを信頼して、指示どおり頑張ります!と思えるような信頼関係が、出産までに築けるとよいと思います。