初産は本当に出産時間が長い?初産の陣痛から分娩までの時間を体験談から

「初産だから、出産まではまだまだ時間がかかるよ。」陣痛開始後にこんなセリフを聞いた妊婦さんも多いのでは。初産では、規則的な陣痛開始から分娩までの目安は11〜14時間程度と言われています。しかし実際は、初産でも超スピード出産もあれば、40時間を超える長丁場のケースも。初産での出産、実際にかかった時間を中心に体験談を紹介します。

初産でもスピード出産(陣痛〜分娩まで10時間以下)

陣痛開始から4時間半で出産

分娩室に入ってからは、スムーズに陣痛が進み、最初の陣痛開始からわずか4時間半での出産となりました。初産でこんなにスムーズなのはすごいと周りの人から言われて、うれしかったです。
(ねえさんさん/26歳 体験談「出産の体験談について」より)

37週ですでに子宮口が2センチ、出産時も約3時間のスピード安産

わたしの場合初産だったのですが、妊娠37週の検診時にすでに子宮口が2センチ開いている。と言われました。そのままでも大丈夫とのことで、帰り普通通りに過ごしていました。
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助産師さんを呼ぶと、こんなに陣痛早まるなんて思っていなかったな〜、子宮口が8センチ開いているから分娩台に移動しよう。といわれ、歩いて分娩室に行きました。
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陣痛の始まりから約3時間と、初産にしてはスピード安産でした。
(つぶりんさん/23歳 体験談「想像以上に痛くありません!」より)

陣痛が10分間隔になってから、約5時間で出産

深夜の2時頃に陣痛が来て、朝方5時半に10分間隔になったので病院に連絡しました。その日の10時に検診の予約を入れていたのでその時間まで待つように言われましたが、とにかくすぐに生まれそうな気がしていました。出産に慣れている助産師さんは、「みんなもう生まれそうっていうけれど、ここからが長いよ!」と言っていました。7時頃まで家で陣痛と闘っていましたが、破水をしたため病院にもう一度連絡しました。助産師さんもあまりの早い展開に驚いていましたが、とにかく早く来るように言われたと思います。そのまま朝の10時14分に出産しました。初産には珍しい超スピード出産だったようです。
(かんまみさん/28歳 体験談「私のドキドキ、42週の出産!」より)

予定日10日過ぎての誘発分娩、促進剤投与から8時間で出産

初産なので予定日を過ぎることは覚悟していましたが、予定日から10日過ぎても陣痛がこなかったので、陣痛促進剤での出産になりました。
まずは、出産する日の前日の午後に入院してバルーンを挿入しました。これは徐々に子宮口を広げていくものですが、とても違和感がありました。ただ痛みはないので唯一よかったところでした。翌日にバルーンを抜くと子宮口が3センチまで広がっていたので、そこから陣痛促進剤を打ちながら出産しました。促進剤は徐々に量を増やしていき、促進剤を打ち始めてから8時間での出産となりました。
(さあちゃんさん/26歳 体験談「初めての出産で誘発分娩」より)

初産で、11〜14時間程度で出産

初産で微弱陣痛 最初の陣痛から16時間程度で出産

痛みにたえる事に必死で時計を見る余裕もなかったのですが、初産なので中々赤ちゃんが下りて来ませんでした。病院に入ってから10時間程が経過した頃、助産師さんから「まだ破水をしていないけどこのままだと自然に破水はなかなかしないかもしれない。破水をさせると赤ちゃんが出やすくなるから破水させるね」と破水してもらいました。
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でも「子宮が疲れてきてしまっていて陣痛が弱くなってしまっている。このままでは産まれない。だから陣痛促進剤を使いましょう。」と先生に言われました。
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それからも頑張っていきみ続けましたが赤ちゃんの頭がひっかかって出てこない、と言う状況は促進剤を使う前と同じのまま、全く変わっていないようでした。
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次に先生が来られた時は「赤ちゃんの心拍数を見てるとチョット赤ちゃんが疲れてきているのでこれを使って赤ちゃんが出る手伝いをします。」とお手洗いのスッポンのような器具を見せられました。吸引分娩に切り替わったのです。
それからはすぐでした。
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最初の陣痛から16時間以上が経過していました。
(イチゴちゃんさん/31歳 体験談「微弱陣痛でも痛みはあります。」より)

初産で長丁場 陣痛から24時間以上かかって出産

予定日から2週間後 陣痛促進剤を使い、翌日夕方に出産

私の場合は、予定日から2週間遅れたので、陣痛促進剤を使用しました。
それでも子宮が開かない、陣痛が来なければ帝王切開という状況で、出産の前日の夜から入院し、促進剤を使用し様子を見ました。
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ですのでそのまま自然分娩となったのですが、そこから10センチ開くまでに時間がかかり、その間に破水もしました。
そしてしばらく痛みと戦いながら全開まで開くのを待ち、分娩室へ移動しました。
そこからもなかなか出てきてくれず、吸引していただき、無事夕方に出産することが出来ました。"
(みーままさん/22歳 体験談「予定日から2週間遅れました。」より)

長い長い分娩経過、39時間40分で出産

正直、「1回この陣痛がなくなってくれれば、休んで、そこからやり直せるのに・・・・」と何度も思うほど長い長い分娩経過。結局、39時間40分で愛するわが子と会うことができましたが、その後の産後の体力回復にも時間を要し、反省の残る分娩となりました。
(よししさん/27歳 体験談「長引くお産は産後育児の大敵!!!」より)

促進剤を入れても陣痛がつかず、最初の痛みから出産まで40時間

しかし三センチ開いてもその後陣痛は進まず、促進剤をいれ24時間たっても陣痛がつきませんでした。7センチから進まない!!いよいよ帝王切開か?!と判断を迫られ、号泣・・・。号泣の勢いが子供に通じたのか全開になり三時間後に出てきてくれました。最初の痛みから40時間。

(あーちゃんママさん/36歳 体験談「やわらかいね〜ぐりぐりも怖くない。」より)

初産で4日間誘発するも子宮口開かず、帝王切開へ

3日目は点滴による誘発。初産もあり、子宮口がひらかず子宮口をひらく点滴?も追加。17時で打ち切り。夜中も陣痛やまず。子宮口4センチ。
4日目も点滴による誘発。点滴いれた瞬間から凄まじい痛みに襲われ、でもまだ子宮口ひらかず。
結局過強陣痛と回旋異常により帝王切開での出産になりました。
(みーちゃんさん/24歳 体験談「切迫早産から出産まで」より)

初産で想定外の出産トラブルも

胎児の心音が一気に低下、鉗子分娩で早急な出産へ

38週の妊婦健診で胎児心音の低下が一瞬見られたのです。念のため即入院となり、2時間置きにモニターを腹部に装着し、胎児の心音を計測したところやはり、時折胎児の心音にかすかな低下が見られました。正期産に入っていたので、そのままバルーンを挿入し、陣痛促進剤を内服、陣痛開始から8時間後には子宮口はまだ半分の5cmでしたが、その直後に内診を行ったところで、子宮口全開になりました。これからやっといきむことができる、と気合を入れ直した直後、ここにきて胎児の心音が一気に正常の半分以下に下がってしまいました。私も疲労と痛みの強さから過呼吸になりかけてしまいました。胎児の脈拍は更に下がりかけ、そこで、医師から「赤ちゃんが苦しそうだから鉗子分娩にするからね」と言われました。それからの医師と助産師の行動はとても迅速で、数分後には無事に赤ちゃんとあうことができました。
 38週で胎児心音の低下が見られた原因は、胎児の首に臍帯が巻きついていたことと、更には臍帯卵膜付着の状態であったことでした。(コタママさん/30歳 体験談「私が鉗子分娩になるなんて」より)

赤ちゃんの首にへその緒が巻き付き、緊急帝王切開に切り替え

いよいよ陣痛がきて出産を迎えました。しかし陣痛が始まって24時間がたっても子宮口が7cmから一向に開かず、陣痛促進剤を使ってもただただ痛みがますだけで赤ちゃんが降りてきてくれません。段々赤ちゃんの心拍も落ちてきて、先生がエコーで確認すると、なんと赤ちゃんの首に臍の緒が巻きついていたのです…
結局このままではいけないと、緊急帝王切開術に切り替え出産となりました。
(なつみさん/23歳 体験談「前置胎盤が徐々に改善されました」より)