りえん

私が無排卵だと知ったのは、20代前半の頃でした。生理が不順で、なんとなく調べてもらった婦人科で、無排卵だと知りました。その頃は、何回か排卵させる注射を打ち、治療はしましたが、だんだんと病院にも行かなくなってしまいました。その時、無排卵だと知っていたから、自分の身体がどんな感じなのか知っていたから、子供作りたいと思った時に、すぐ不妊治療という選択ができました。1人目は、勿論、不妊治療で授かりました。2人目も、1人目がそうだったから、また不妊治療しなきゃダメだろうと思って、病院に行き治療を再開しました。検査をし、治療を開始していくと、私の卵巣がどういう状況なのかわかってきました。多嚢胞性卵胞...

こんなにも痛いのか？！6時間の陣痛促進剤が効かず、急遽、破水させて出産に臨み、30分という短さで男の子を出産しました。出産が午後4時までかかり、夕方に病室に戻りました。その日の夜、ここの病院は、赤ちゃんは出産当日だけ新生児室で見る事になっているので、赤ちゃんもいないし、ゆっくり寝ようと思っていました。しかし、そんな事は全く出来なくなってしまいました。お腹と腰付近がとっても痛くなってきたのです。なんだろうこの尋常じゃない痛みは。痛みの波が来るたびに、ベッドカードにしがみつき、冷や汗をかきながら痛みが治まるのを待っていました。呼吸が止まるくらいの痛みでした。痛み止めをもらって飲んで、少し収ま...

30分のスピード出産で生まれてきた我が子。出産当日は新生児室で預かるのが病院の決まり。その日の夜は、1人でゆっくり寝よう、、、と思っていましたが、全く寝られなくなりました。なぜなら、後陣痛が酷くて、痛み止めを飲んでも少ししか効かず、切れると尋常じゃない痛みが襲って来るのです。そして、そんな夜を過ごしていたら、寝不足になってしまいました。翌日、赤ちゃんと同室が始まりました。寝不足の私は、うとうとしながら赤ちゃんのお世話をしていました。これでは、夜が心配だ。そう思った私は、新生児室に夜だけ預けることにしました。そして、その考えが、後々良かったと思える事になろうとは思いもしませんでした。昼間、...

39週6日、お腹の張りが強いからということで、病院に行った時、子宮口も診察しました。その時点では、子宮口が４センチだったため、経産婦ということもあり、入院になりました。一晩入院をし、翌朝、陣痛が来るのかなと待っていましたが、なぜかお腹の張りも無くなってしまい、でも、子宮口は少し開いている状態でした。そのため、陣痛促進剤を使いましょうということになりました。経産婦だから、帰すわけにもいかなかったのでしょう。このまま、ずっと入院しているよりも、陣痛促進剤を使って、出産に向かせようと思ったのでしょう。朝、9時に陣痛促進剤を投与し、分娩室へ移動しました。分娩台に乗せられ、お腹にモニターをつけられ...

私の2人目の出産は、1人目の時よりいろいろありました。出産へと続く道の入り口は、お腹の張りでした。39週と6日、いつもと違う張りだなぁと思って病院へ行ったら、子宮口の が４センチ開いていて、そのまま入院になってしまったのです。経産婦だから返す事は出来なかったらしい。そして、翌朝になって、陣痛が来るのかな？？と思っていたのですが、全く来る気配がなく、子宮口も少し閉じてしまいました。すると、先生から、陣痛促進剤を使用しましょうということになり、促進剤を投与して、陣痛が来るのを待つことに。朝9時に投与開始して、午後3時、全く陣痛が来る気配がありません。すると先生が、「このまま投与を再開するか、...

臨月を迎え、あと１週間で出産という時でした。夜１０時ごろ、横になっていた時、お腹に変な違和感を感じたのです。なんか、いつもと違う。張り方が、少し違う。なんか苦しい。いつもだったら、張って硬くなっても、すこししたら収まるのに、なぜか収まらず、なんとなく痛いなぁと感じたのです。様子を見るという選択肢もあったのだけど、その時は「病院へ行こう」と思いました。今振り返ると、あの時病院へ行く選択をして良かっと今更ながら、思いました。病院へ電話をしたら「すぐ来て下さい」と言われ、主人に話し、車で連れて行ってもらいました。その時は里帰りで実家にいたのですが、土曜日だったこともあり、主人が来てくれていたの...

妊娠25週。パートで勤めていた職場をもうすぐ辞めることになった。私の仕事は、事務職員のアシスタントスタッフ。デスクワークもあるが、歩き回る仕事の方が意外と多い。その中でも、コピー用紙の補充や、会議室のセッティング、台車を駆使して荷物の配送など、重いものを扱った仕事の方が多かった。そんな環境の中で仕事をしていたので、お腹が張ることが多くなっていった。歩くだけで、少し張ることもあった。張って硬くなる。そんな状態で仕事をしていたのだ。でも、もう少しで退職だ。退職したら、家のことをやろう。そう考えていたのだが、、、退職してから、年末に向けて窓掃除をしていた。お腹の張りはあったが、全然動ける身体だ...

毎回毎回、フライング検査をしては、涙を流していました。過去を振り返れば、一人目の頃から。私の場合は、生理予定日頃になると、必ず「チェックワンファスト」を購入して、検査をしていました。なぜか、そわそわするんですよね。時期的に、着床の頃だから反応してもいいはず！そう思ってしまうから。検査をしたくて、陽性の線を見たくて、そわそわそわそわ。でも、検査をしても、毎回線は現れず。それでも悔しくて線が現れないかなと思って、目を凝らしていろんな角度から眺めてみたり、検査薬を捨てずに取っておいて、1時間ごとにチェックしたり。出るはずがないのに、諦めきれず検査薬をとっておいたりしました。そんなことを毎回毎回...

茨城、筑波山の麓にある慶龍寺、ここは「泉の子育て観音」として、子宝から、虫封じまで、子供のいろいろな祈願をしてくれるお寺で有名です。ここに初めてお世話になったのは１人目の時。当時、茨城に住んでいて、不妊治療をしてもなかなか子供ができなかった時に、義理の父と母が、行ってきてくれて、お守りも買ってきてくれました。気休めにしかならないなあと思いましたが、当時は何をしても妊娠できず、とてもイライラしていたので、心を落ち着かせるアイテムとしては最高でした。すぐにはできなかったのですが、少しして、妊娠した時は、とても嬉しかった記憶があります。 そんな五年前のことを、すっかり忘れていた頃、そろそろ...