陣痛促進剤がまったく効かない

39週6日、お腹の張りが強いからということで、病院に行った時、子宮口も診察しました。
その時点では、子宮口が４センチだったため、経産婦ということもあり、入院になりました。
一晩入院をし、翌朝、陣痛が来るのかなと待っていましたが、なぜかお腹の張りも無くなってしまい、でも、子宮口は少し開いている状態でした。
そのため、陣痛促進剤を使いましょうということになりました。
経産婦だから、帰すわけにもいかなかったのでしょう。
このまま、ずっと入院しているよりも、陣痛促進剤を使って、出産に向かせようと思ったのでしょう。

朝、9時に陣痛促進剤を投与し、分娩室へ移動しました。分娩台に乗せられ、お腹にモニターをつけられ、陣痛が来るのを待っていました。

が、一向に痛みが来ません。
微弱な痛みは来るものの、お腹が強く張っているだけのような、そんな痛みばかりでした。
9時に陣痛促進剤を投与し、そのまま午前中が過ぎ、お昼になりました。
ふつうに分娩室にお昼ご飯が運ばれてきました。
「食べられますか？」
ええ、食べますとも。
全然、効いていないので、ご飯もモリモリ食べられます。
ご飯も食べ終わり、また陣痛が来るのを今か今かと待っていました。
しかし、いっこうに強いお腹の張りだけで、陣痛が来ません。
そうしているうちに、投与の終わりの時間になりました。午後3時でした。

先生が来て言いました。
このまま、陣痛促進剤を再度、投与するか、破水させるか、決めて下さい。と。
陣痛促進剤を投与しても、必ずしも陣痛が来るわけでもない。なら、破水させて、赤ちゃんが自力で出てくるように仕向けるか。
でも、破水もリスクはあります。破水させても生まれないかもしれません。
私は、少し迷いました。
旦那もいるし、今日中に出産になれば、旦那も赤ちゃん見れるな。と。
先生の後押しもあり、考えた結果、私は破水の道を選びました。
陣痛促進剤を投与し始めて6時間、全く効かなかった6時間。分娩室で私は何をしていたんだろうとつくづく思った日でした。