覚悟と不安

通院していた病院でトリプルマーカーができると聞き、妊娠15週の時に実施しました。特に迷いはなく、むしろしようと夫婦で考えていたからです。
体外受精で授かった命達ですが自然妊娠と代わりがないとは思いつつ、人の手が加わっているのは間違いないので何かあるのではないかと疑っていたこと。また、この前の年に出産した姉からトリプルマーカーのことを聞いていたので、さほど不安も感じずておらず検査の一環くらいに考えていました。
検査自体は血液採取のみで、費用は9800円でした。１週間ほどで結果が分かるとのこと。そしてあくまでも確率の結果しか出ないので、詳しく知りたいなら羊水検査をしてくださいとの、説明。ただ、その際は胎児が二人なので、18000円×2ですと説明を受けました。羊水検査はリスクが高いとも聞いていたのでトリプルマーカーのみと考えていたのですが、覚悟しているとはいえ説明を受けているうちに、もしこの診断で確率が高かったらどうしようと不安を覚えました。
トリプルマーカーをする前に、主人とも確率が高かった場合を話し合っていました。もし確率が高くても、絶対に中絶はしない。この子達の人生を作った責任を全て受け入れようと、話し合っていました。それでも、結果が出るまでの１週間は不安でいっぱいでした。ダウン症について調べたり、トリプルマーカーで陽性が出た方の体験談を検索したり、調べれば調べるほど不安が募りました。むしろしない方がよかったのかな、と考えてしまったりもしました。
そんな気持ちで１週間過ごし、結果を聞きに病院へ。結果は1/632。年齢の確率平均は1/700なので平均よりは少し高めですが、あくまでも確率なので心配なら羊水検査しますとの説明がありました。また、それぞれ胎児の確率ではなく、あくまでも二人合わせての総合評価ですとのこと。
なんとも中途半端な結果に一瞬もやっとしましたが、632人産んだら1人その確率が高いということと考え、632人も産むことはないから大丈夫だろうと、羊水検査はしませんでした。