早産 25週以前での出産の体験談

超未熟児でも大丈夫!

妊娠23週に入り、下着に出血があるのを見てとても不安に感じたことから始まります。
すぐにかかりつけ医に診てもらい、子宮頚管長が19ミリになっている「切迫早産」の診断がおり、その日から管理入院になりました。
妊娠25週に入った頃。車いす移動して病室階下の喫茶室で主人と面会して、赤ちゃんの名前をどうしようか話をしたちょうどその日、病室に戻り、車いすよりベッドに移動したその直後、じわーっと温かいものがお尻の下に流れるのを感じ青ざめました。
前期破水です。入院していたかかりつけ病院では妊娠28週以降の出産でないと、赤ちゃんにあう呼吸器や施設がない、とのことで大学病院に緊急搬送されることになりました。
大学病院では、赤ちゃんの肺の成長を助ける薬剤を注射し、定期的にエコーと心拍の確認をして赤ちゃんをぎりぎりまでお腹の中にとどめるように高度管理されました。私は、羊水が減少していく中、できる限り羊水が流れ出ないよう、お腹に力を入れず足を上にあげるように必死でした。
しかし大学病院に入院して2日後、赤ちゃんが苦しそう、とのことで緊急帝王切開のオペに入り、出産に至りました。妊娠25週4日、641gの女子でした。
生まれた瞬間、聞けないと思っていた産声をはっきり聞きました。ふにゃ~ふにゃ~、という仔猫のような声でしたが、その声を聞きとてもとても安心しました。
NICU・GCUには丸々5ヶ月、入院してました。
入院中はとにかく体重が増えない子で、出産予定日頃でもまだ1500gにもならずに、幸いなことに心肺機能や目や耳などに全く問題なく成長したので、大きな手術等をすることもなく、残るは体重増加待ち…という状態が1ヶ月ほどはあったと思います。その期間は本当にヤキモキしました。修正2ヶ月近くになりようやく退院できました。退院時の体重は2245gです。
退院後は体重増加をひたすら気にする日が続きました。一人目の子ということもあって、私は当初母乳ミルク混合育児だったのですが、5g単位のベビースケールを買って、母乳は何ミリ飲んだか、ミルクは何時間おきにやればよいか試行錯誤しました。離乳食が始まっても体重増加を気にし続け、家族には「そんなに神経質にならなくてもいいんじゃない?」と言われたりもしました。
結局、退院後も半年間、実月齢1歳になるあたりまでは2日に一回、体重を計って成長曲線と比べてました。でもその頃になるとハイハイが始まって寝ているだけではなくなり、他に気にすることがいろいろ出てきて、いつの間にか体重を2日に一回計るのを止め、今ではもうすっかり気にしなくなりました。
今でも修正月齢の成長曲線に入ってるかギリギリなところだと思いますが、まあいいや元気だし~、何せ生まれたときの10倍以上になってるしな~と、あの頃あんなに体重を気にしていたのがウソみたいです。

後輩ママへのアドバイス

娘は風邪一つひかず元気そのもの、出産当時や入院中では考えられなかった未来に今立っていることを実感しています。
子どもを心配するのではなく、信頼することが肝心かと思います。
出産にあたってご自分を責めても何も生まれません。お子さんが入院中、何もできないと無力感を感じるかもしれませんが、お子さんは自分に触れてくれるママの体温を、自分にかけてくれる声を確実に聞いてくれています。
ここから自慢になります。娘は修正2歳を迎える前に3語文を上手に操り、私は「わが娘、天才!」と普通の親御さん以上の親ばかっぷりを発揮しています。それもこれも、5ヶ月の入院期間中、毎日愛情をもって話しかけていたからだ、と自分の都合のよいように分析しています( *´艸`)

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