胎盤癒着の体験談

出産よりも痛いことがあったなんて…!

3人目の出産は、陣痛促進剤による計画出産でした。
お産自体はとても楽だったのですが、赤ちゃんが出た後に先生が「あれ?胎盤が出てこない」と言うのです。
胎盤って勝手に出てくるんじゃないの?出てこないってどういうこと?とチンプンカンプンだった私に、「30分様子を見て、出てこなかったら処置をします」と告げて去っていく先生。
まぁ、多分出てくるだろう…と思っていたのですが、30分後、先生が再び現れてからは、それまで静かだった分娩室が一気に戦場のようになりました。胎盤癒着のため、用手による剥離手術が開始されたのです。
あまり詳しく書くのははばかられるのでぼかして書きますが、先生が腕を直接入れて胎盤を無理やり剥がすという行為です。これを経験したら、出産なんて100分の1くらいの痛みでしかありません。
とにかく苦しい!痛い!
出産時に笑いながら過ごした私が悲鳴をあげるほどでした。暴れる私を3人ぐらいの看護師さんが押さえつけていたと思います。
先生のご尽力によって無事に胎盤は剥がれましたが、もっと癒着が酷かったら出産後に帝王切開をする羽目になるところでした。
3人目にしてこのようなことが起こるとは夢にも思わず、本当に出産は何が起こるか分からないなと身に染みた出来事でした。

後輩ママへのアドバイス

こればっかりは生まれてみないと分かりませんし自分では防ぎようがありませんから、特にアドバイスというものは無いのですが、こういうこともあるんだという事を頭の片隅にでも置いておいてもらえれば、万が一自分の身に起こった時も冷静に対処できるのではないでしょうか。

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