クリステレル圧出法の体験談

想像をはるかに超えた出産でした

37歳の高齢初産で切迫早産の可能性があるという事で予定していた産婦人科から大学病院へ転院しました。そこでは「無痛分娩」が希望者に行われるというので、痛くないに越したことはないとすぐに予約をしました。お腹の張りはずっとあったものの、入院の必要もなく、35週を超えるまでは自宅安静を指示されました。無事、35週を超え、まだ子宮口も開いていないので、無痛分娩の計画を立て、39週4日目に入院しました。その日のうちに背中にカテーテルを入れられ、翌日の朝から陣痛促進剤を投与して出産する予定でしたが、その日の夜中に自然に陣痛がきてしまい、無痛分娩の予定だったので朝までひたすら陣痛に耐えながら麻酔科医の先生を待ちました。日にちが変わり39週5日目を迎え、麻酔を背中のカテーテルに注入してもらい、いざ出産。無痛分娩と言っても全ての痛みがなくなる訳ではなく、正確には「和痛分娩」でした。8時間にも及ぶ陣痛に耐え、「いきんでもいいよ!」と助産師さんに言われたものの、どういきんだら良いのかもうわからない状態になってしまい、上手くいきめないでいると、次第に赤ちゃんの心拍が弱ってきたとかでスタッフの皆さんが急に慌ただしくなりました。ベテラン風の助産師さんが来て、3段程の階段を上がり、私の真上に来た時は一体何が始まるのかわからない状態で、あれよあれよという間に真上からお腹を思いっきり押し付けられました。目の前で何が行われているのか一瞬わからず、助産師さんが全体重をかけて私のお腹を押すものだから、私は今度は息ができなくなり、本当にもう死ぬと思いました。何をするか教えてもらえないままに始まった「クリステレル圧出法」は押し続けられるので、自分が呼吸をする暇もなく、苦しくて助産師さんの腕を私も全力で押し返そうとするのですが、相手は全体重を乗せてきているので到底かなう訳もなく、気を失いそうになる寸前に赤ちゃんがツルンと出てきました。その後はしばらく私も放心状態で、正直我が子と会った時の感動の涙なんてものはありませんでしたが、無事産まれてきてくれて本当に良かったです。

後輩ママへのアドバイス

不安な事がある時は、出産前に全て聞いておくと良いと思います。大学病院などの大きな病院だと、小児科とも連携を取ってくれるので安心して出産出来ます。

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