へその緒が首に巻きつき心拍低下
妊娠39週の検診でエコーを受けた際、先生に「赤ちゃんの首あたりにへその緒が見える、ちょっと巻き付いてるかもね。」と言われました。初めてそんなことを言われたので、ちょっと焦りました。でも、胎内でへその緒が巻き付いていても問題ない、万が一の時は帝王切開になるが、助産師さんも慣れているから自然分娩で出産可能、との説明を受けて出産の日を待ちました。妊娠41週、予定日超過で管理入院した日、だんだん陣痛らしきおなかの張りが出てきたので、モニターをつけて様子を見ることに。しばらくして助産師さんが「ときどき赤ちゃんの心拍が落ちるのよね。センサーずれたかな?」とお腹にあてていたセンサーを移動させました。それでもお腹が張るときに、赤ちゃんの心拍数が下がります。「横向きに寝るといいかも」と言われ、横向きで様子を見ると赤ちゃんの心拍数が下がらなくなったため、その格好のまま陣痛に耐えました。陣痛の合間に、以前検診で言われた首にへその緒が巻き付いているということを思い出し、スマホで検索。すると胎児仮死だ緊急帝王切開だと恐ろしい文字が!助産師さんは大丈夫と言いますが、分娩室でも心拍低下のブザー音が2,3回鳴り、その度に不安になってとにかく無事に生まれてほしいと、心の中で赤ちゃんに「がんばれ、大丈夫だよ」と呼びかけました。幸い、分娩室に入ってからは1時間ほどで出産でき、赤ちゃんも何の問題もなく一安心。助産師さんと先生は「早かったねー首にへその緒が巻き付いていたから、最後ちょっと引っかかって痛かったでしょ?」と明るく笑っていて、私はなんだか拍子抜け。心配していたほどの状況ではなかったようです。
おなかの中で胎児の首の回りにへその緒が巻き付くことは、よくあることのようです。2,3割の赤ちゃんがへその緒が巻き付いていて、巻き付いていてもたいていは自然分娩で問題なく出産すると、病院で言われました。ネットでは怖い情報も溢れていますが、過度に不安になることなく、助産師さんと主治医の先生、そして赤ちゃんの生命力を信じて出産に挑んでください。