無事に産む・産まれてくることが奇跡なんだと実感した瞬間

出産予定日2週間前の夜中にきた陣痛から3時間程度で、子宮口が開き分娩台に上がったものの、中々赤ちゃんが産まれてきませんでした。もともと妊娠中から特に出産時の呼吸法などを練習したわけではなく、知識として少し勉強した程度でした。なので、いきみ方も分かりませんでしたが、先生と助産師さんが、「はい、いきんで」「ここに力入れてみましょう」と出産中に声をかけてくれており、言われるようにいきみました。しかし、何度いきんでも全く出てくれず、痛みもピークの中でのいきみは、体力も奪われ、いつまでいきまないといけないのか、体力がなくなる中で痛みに耐えながらの出産はとてもキツかったです。だんだん疲れてくるので、最初の頃のようにいきむ力もなくなってきた時に、先生から「赤ちゃんも息が出来なくて苦しいんだ」と言われ、自分も頑張らなければと思い、思いっきりいきみました。これでやっと赤ちゃんが出てきてくれました。産後直後は、ただただ放心状態でした。フルマラソンを寝ずに、全速力ダッシュしたような感じでした。産まれたての我が子を見せてくれる中で、先生から「あれだけ時間がかかったのは、へその緒が首に巻き付いていて、中々出られなかったよう」と話をされ、もう少し時間がかかったら吸引分娩になっていたと言われました。出産時にへその緒が巻き付いてはいましたが、その後、特に赤ちゃんに問題はなく、元気に泣いてくれていました。また、産まれてくるまで、へその緒が巻き付いていることは分からないようでした。何より無事に生まれてくてくれて良かったと心の底から思います。