子宮頸部高度異形成の体験談

早期発見で助かる命

私が20歳だったころ、まだ「子宮頸がん」という言葉は世の中に浸透しておらず、市が発行するクーポン券で「まぁ、タダだし受けてみるか」と言う軽い気持ちでした。検査はそれ程時間もかからず、綿棒で頸管の粘膜をこすって、それで陰性か陽性かを見る本当に簡単なものでした。それから1週間経ったくらいに、検査を行った産婦人科から電話があり結果を聞きに行きました。「陽性反応が出ました。まだ、どこまでのレベルがわからないので細胞を取って大きい専門機関に送りましょう」と言われました。まさか自分がとは思って見なかったので、「え?私が…ガン?」と言う考えで、先生の言葉が入ってこなかったのを覚えています。その後はなるべく早い方が良いと言うことで、その場で予約をし、あっという間に手術が決まりました。手術当日、診察台に跨って、麻酔から手術終了まで30分くらいだったと思います。けれど、私には物凄く長く感じました。手術後はしばらく休んで経過観察を行なった後、日帰りで退院しました。今回はレーザーにて円錐切除術を行いました。数日後、ガンには進行はしておらず子宮頸部高度異形成(ガンの一歩手前)と細胞診で結果を受け、先日の手術で綺麗に取れたので今後は定期検診のみで経過を見ることになりました。放っておくと将来の出産にまで影響し、知らず知らずのうちに進行してしまう子宮頸がん。自分の事だからと後回しにせず、本当に受けて欲しいです。子宮頸がんは早期発見でほぼ100%治るガンだと言われています。助かる命がある。もっと世に浸透してくれることを願うばかりです。

後輩ママへのアドバイス

今では自治体によってですが、定期的にクーポン券を発行してます。自分には身に覚えがないから…。なるはずがない!何て思わずに、積極的に受けてもらいたいです。なかなか、勇気が必要な事だと思いますが、進行していれば、将来子供を望む事だって、あなたの命ですらも危うくなってしまいます。助かるうちに、受けて下さいます。若いと進行が早く、初期症状なども全くありません。あなたのその勇気ある一歩で、さらに、輝ける人生が待っています。もっと自分を大切にしてあげて下さい。

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