これ、まさか陣痛じゃないよね？

妊娠27週のとき、日中から少しお腹が張るなあと感じる日がありました。その日の夜、ときどき生理痛のような痛みを感じました。安静にしていれば治るかと思いましたが、痛みは治まらず、むしろ痛みがくる感覚が短くなっていきました。まだ正産期にはなっていないけど、痛みが来る感覚が一定になってきて、これはもしかしたら陣痛なのかなという不安がよぎりました。しかし、検診ではずっと問題なくきていたので、しばらく痛みに堪えていました。しばらくして出血があったため病院で見てもらうことにしました。すると、やはり痛みは陣痛で、子宮口がすでに2cm開いている状態でした。陣痛抑制剤を点滴するも全く効かず、2時間後には8cm開いていてその日のうちにお産することになりました。まだ赤ちゃんの肺が未熟なので、その発達を助けるために筋肉注射をしてもらい、分娩室へと運ばれました。お産自体は比較的安産で、赤ちゃんも生まれてすぐ産声をあげてくれました。その後すぐに赤ちゃんは検査のため別室に運ばれていきました。出生体重は1150gでした。その後NICUに入り、カテーテルで母乳を与える日々がしばらく続きました。感染症にかかることはありませんでしたが、黄疸治療をしたり、無呼吸発作を起こしチアノーゼになることもありました。入院中、哺乳瓶や直接母乳を飲む練習をしましたが、なかなかうまく飲めずカテーテルはしばらく外せませんでした。2ヶ月半の入院の後、無事退院することができました。退院後、身長も体重も徐々に成長曲線に近づき生後半年で体重は成長曲線の中に入りました。1歳目前で細気管支炎にかかりましたが今のところそれ以外は大きな問題は出ていません。27週で生んでしまったときは、子供に申し訳なく辛く感じる日々でしたが、今元気に成長してくれていてとても嬉しいです。子供の成長を通して、子供は親が思っているよりずっと強いんだなと教わりました。