切迫早産での自宅安静の体験談

育児と家事と仕事とお腹の赤ちゃん

3人目を妊娠したときのことです。上の子2人は4歳と2歳でした。まだまだ手がかかり、言葉で説明してもなかなか通じず、こちらの思うようには動いてくれるはずもありませんでした。仕事は激務で、子供たちは1日12時間近く保育園にいる毎日。子供たちと一緒に座って食事などしている時間がなく、子供たちが食事をしている間にお風呂の準備や保育園の荷物の整理を行う毎日。子供たちを寝かせた後は洗濯・掃除・持ち帰った仕事…そんな日々の中で思いがけない妊娠でした。お腹に新しい命が来てくれたことは心から嬉しかったです。けれど、家の中でも外でも走り回る毎日の中で、赤ちゃんを守っていけるのだろうか、上の子2人をたくさん可愛がってあげられるのだろうか、仕事を今まで通りこなしていけるのだろうか…様々な不安もよぎりました。しかし、主人や職場の方の協力もあり、お腹の赤ちゃんは順調に成長しました。けれど、妊娠28週の時、突然の出血。慌てて病院に行きました。そこで言われたのが「切迫早産」でした。医師からは「子宮頚管が3.2㎝。3㎝になったら即入院。明日から仕事は休んで自宅で安静にすること。」と言われました。上の子2人につらい思いをさせるのではないか、主人や職場の人に迷惑をかけるのではないか、赤ちゃんはこれからどうなってしまうだろう...あのときもっと静かに生活していればよかった、仕事を頑張りすぎたのかもしれない...不安と後悔で思わず診察室で大泣きしてしまいました。しかし、医師が丁寧に話を聞いてくれ少し落ち着き、「仕事の代わりはたくさんいる。でも母親の代わりは誰もいない。赤ちゃん守ろうよ。家族が一番大事だよ。」と言われ、冷静に考えることができました。その後、とにかく横になって動かない生活を送りました。家事は主人に任せ、仕事は休職しました。不安な毎日でしたが、赤ちゃんの胎動に勇気をもらいながら生活しました。36週になったとき、子宮頚管の長さはあまり変わらないけれど、少しずつ動いて良いと言われました。「今日生まれてくるのでは!?」とドキドキの毎日でしたが、結局うまれたのは予定日前日。3人目ということもあり、分娩時間1時間という安産で、元気な子を出産しました。

後輩ママへのアドバイス

小さな小さなお腹の赤ちゃんは、あなたしか守れません。「これくらいなら」と思わずに、毎日を穏やかに、そして赤ちゃん第一で生活してください。

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