私自身は何ともなかったのに
妊娠18週の時の定期検診で切迫流産と診断され、そのまま入院になりました。本来4cm以上あることが理想の頚管長が2.8cmでした。私自身は特に違和感などは感じていなかったので、突然の診断と何より「流産」という言葉にとても不安になりました。入院中は、ただただひたすら安静に。ということでほぼ1日中ベットで横になっていました。また、お腹の張りを抑える薬の投与のため、24時間点滴と、頚管長周辺の炎症予防の為に幹部付近に薬を入れてもらっていました。しかし、お腹の張りも軽減せず、頚管長の長さもどんどん短くなってしまい、結局26週6日で出産に至ってしましました。出産時、子どもは1066gでした。出産後すぐにNICUに移動し治療が開始されました。自力呼吸が出来なかったため、人口呼吸器を装着し栄養補給のための点滴、貧血の為の輸血、黄疸の為のブルーライトなど、最初の2週間ほどは長時間触れ合うことはあまりできませんでした。ただ、人口呼吸器が外れ酸素マスクになってからからは、体を拭いたりオムツを交換したりと触れ合う時間が増え、母乳も1ccからのスタートで胃に直接流し込む形でしたが始めることができました。子どもの鳴き声を聞くことができたのはこの頃からです。1ヶ月半ほど経つと、保育器からベットへ移動し、2ヶ月後からはお風呂に入れてあげられたり、おっぱいから直接母乳を飲むようになりました。呼吸の不安定さが若干あった為、モニターは最後まで装着していましたが、3ヶ月後には体重が2500gを超えたので、ちょうど出産予定日に退院する事ができました。現在1歳半になりますが、やっとつたい歩きができるようになったところで、言葉は「あ~う~」程度ですが、離乳食もしっかり食べてくれてますし、確実に体重も増え、月イチのリハビリと経過観察の通院でゆっくりですが成長してくれています。出産になってしまった時はとても不安でしたが、今の医学ならほぼ必ず助けてくれますし、フォローも安心して受けられます。周りと比べてしまうと焦りなど出てきてしまいますが、子どもと一緒に少しづつ成長していけたらと思います。
赤ちゃんにとって、お母さんのお腹の中は、今の医学でも追いつくことの出来ない最高の安全地帯だそうです。妊娠中、周りの目が気になることもあるかもしれませんが、不調を感じたら堂々と休息をとって、10ヶ月間、大切に子どもを守ってあげてください。