回旋異常の体験談

まさかの事態!!!

出産時期は約11か月。予定日より10日ほど超過しての出産でした。
今回の妊娠出産に関しては経験があるから気持ちも余裕、体力も余裕で予定日まで出産後の準備をしながら、わが子に会えるのを心待ちにしていました。
妊娠7か月くらいのときに逆子になっていて、少し心配していましたが9カ月には完全に正常に戻っていました。そのほかは浮腫みが酷かったことくらいで、あとは妊娠中ほとんど何事もなく順調にすごしていました。
長女の時には、予定日よりも2週間ほど早く出産事態も分娩所要時間6時間と割と苦労なくおえていました。
今回もそんな感じだろうと思っていました。
ですが、待てど暮らせどお腹は張っているような感じがあります。でも陣痛が来ません。気配すらない。子宮口にも変化なし。
色々と自分で原因を調べました。病院にも何度も行き、何度も先生に聞きました。
担当の先生は胎児は順調、私も良好だからもうしばらく待ちましょう、と。
長女のときは知識不足というのもあったと思います。当時私はまだ、19歳でした。
今では34歳。
情報が多々あるので妊娠期間超過について調べました。
ネットで胎盤状態が悪くなるや帝王切開の可能性が高くなるなど載っていて、悪いことばかり考えるようになりました。
不安が募りました。10か月を過ぎ11か月に入って先生より、陣痛促進剤での出産を提案されました。
ネットで色々と妊娠超過は状態が悪くなるとあったので、すぐに承諾しました。
日時を設定して入院。朝の10時には分娩室へ入り点滴で陣痛促進剤の投与を始めました。
長女のときの陣痛は徐々にだったのに対して、今回は痛みが来ますよと予告されていたので陣痛がとても痛く感じました。
予定は夕方の4時頃。時計を見るたびに時間が遅く感じました。
助産師さんの気を紛らわしてくだっさってたのですが余裕がなく、返事も曖昧。
そんな時、助産師さんがあわてだしました。破水です。出血もあったようです。
予定よりも早い破水。子宮口は開大。
合図に合わせて息みました。
何度も何度も陣痛の度にいきみました。まだっっ!?何度もそう思いました。なるべく呼吸を止めないように自分に言い聞かせて。
その時です。いきなり先生が上に来てお腹を押さえだしました。経験のないことが始まり私はオアニック寸前。でも、お産は途中で止まりません。
「おなか押すよっ!!!」
「吸引っっ!!!」
「一気に出すよっっ!!!」
いろんな合図が飛び交います。
「でるよっ!!」の一言で出ました。
気が遠くなりそうな中、産声が響き渡りました。長女の感激している声も。
次の日体力が戻り、先生からのお話では回旋異常があったこと、そのために胎児の心拍が落ちていたことなどを聞きました。順調に進んでいても、何が起こるか分からない。
出産は全てが奇跡でできているんだと思いました。

後輩ママへのアドバイス

今回の妊娠出産では経験したことがあるという根拠のない自信がありましたが、前回と全く同じような出産になることはないと勉強になりました。出産は何が起こるかわかりませんが、落ち着いて対応することが大事ですね。
あとひとつ思うところは、現在ネットで多くの内容が検索でき知識もすぐに取得できると思います。ですが、先生がやはり目で見て、手で触れて感じてくれているので一番のアドバイザーだと感じました。全ての先生がそうとは言い切れませんが。
多少なりとも、そのことで余計な不安という要素を増やしてしまいました。
先生の「大丈夫」に一番の信頼を置き、少しでも不安を取り除かなければいけなかったのです。妊娠初期には初期の不安。臨月には臨月なりの不安。それぞれの不安を少しでも軽減しストレスを抱えない出産にすることが私たち妊婦の、母の役目なんだと改めて思いました。
それが今回の私の反省です。

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