無痛分娩にして、本当によかった！

自然陣痛が発生してからの無痛分娩。これは、私の理想の出産でした。ですが、このかたちに対応していただける産院は、それほど多くない気がします。私の場合は、自宅からさほど離れていない場所に、このかたちに対応して下さる産院があったので、産院選びでは迷わずに即決でした。院長先生のご自宅が産院と併設されているので、よほどのことがない限り、いつでも対応していただけるというのが、本当にありがたかったです。


予定日を過ぎてもなかなか陣痛がこず、このままだったら誘発剤を使って計画分娩になるという前日、自然陣痛がきました！病院に着いた時点で子宮口の開きは3センチ。そのまま入院して様子を見ることになりました。


確実に陣痛は強くなっていましたが、初産ということもあってか、なかなか進みが遅く、錠剤の促進剤を1時間おきに飲むことになりました。あまりにも痛くなってしまってからでは硬膜外麻酔を入れにくいというのと、せっかく無痛にするのにもったいないという理由から、けっこう痛くなってきたと思ったら、あまり我慢せずに言って下さいねと言われました。でも、少しくらいは我慢するべきかしらとか、ある程度我慢したほうが陣痛が進みやすいと聞いたことがあるし…などと思い、笑って話しているのがつらくなってきた頃に、麻酔して下さい〜となりました。


内診の結果、子宮口の開きは7センチ。もう少し早く言ってもよかったのにと言われつつ、麻酔を入れていただきました。そこからは、お産の進み具合をみながら麻酔を足していくという流れでした。麻酔を入れると、嘘のように痛みが治まります。自然分娩を経験している母は、うらやましいと言っていました。無痛分娩にして本当によかったと思いました。その後しばらくは、だいたい1時間おきに麻酔がきれてきて、追加してもらっていました。


子宮口が全開近くなったところで、麻酔の追加をストップし、いきみの練習開始。さすがに痛かったですが、まったく麻酔が効いていないわけではないので、まだ軽いほうだったのだと思います。最後、一番痛いはずの直前で麻酔を追加してもらえたので、会陰切開や、その縫合の痛みは、まったくありませんでした。


分娩後も麻酔が効いていたようで、子宮収縮の痛みは、まったくありませんでした。おかげさまで、出産が素晴らしい思い出になりました。