妊娠9週でのトラブルの体験談

妊娠初期の出血は要注意

子どもが欲しくて、生理予定日頃に妊娠検査薬を試した所うっすら陽性。さらに1週間ほど経ってからもう一度試したら、今度はくっきり反応が出ました。しかし喜びも束の間。5週目に入った頃から、茶色いおりものが続くようになりました。まだ病院へ行っていなかったので産婦人科へ行き、検査薬で陽性反応が出た事と、茶色いおりものが続いている事を告げました。不安でしたが、内診してみると小さいですが胎嚢らしき物が見え、医師から妊娠を告げられてようやく安心しました。

初期の茶色い出血は良くある事なので、量が増えたり鮮血になったりしなければ様子見で大丈夫との事で、この時は特に薬などは貰いませんでした。

8週に入った頃にはつわりもかなり出てきて、吐き気と食欲不振のせいでフラフラするし、相変わらず茶色いおりものも続いていたのでほとんど横になって過ごしていました。そんなある日、ふと何かが出たような感覚がしてトイレに行くと、ナプキンに生理並みの真っ赤な鮮血がついていました。実は私は前回の妊娠でも出血し、2ヶ月入院した末息子を亡くしています。今回も出血してしまい、「あぁ…また駄目なのかな…」と思わず涙が込み上げて来ました。すぐに病院へ電話をし、診て貰う事にしました。内診台へ上がり赤ちゃんの様子を確かめると、前回受診した時には見えなかった心臓の動いている様子が確認出来て、赤ちゃんは元気でした。私はホッとしましたが、先生は「この週数で何かあっても治療は出来ません。もし出血の量が増えたり腹痛が起こったらまた来て下さい」と言うだけで、特に薬などは貰えませんでした。腹痛が起こったらって、それって流産しちゃうかもって事?何も出来ないなんて言われても何とかならないのかな…。そんな事を考えながら帰宅しました。とにかく今私に出来るのは、横になって少しでも出血が治まるように祈る事だけでした。

数日ほどで鮮血はなくなり、だんだん量も減り、茶色い出血に変わっていきました。しかし、相変わらず続いています。外出は必要最低限にして、出来る限り布団で横になるようにしていました。しかし、そんな中11週の時にまた真っ赤な鮮血が出てしまいました。その時は夜だったので、病院に電話をすると「一晩様子を見て、もしお腹が痛くなったら流産ですから受診して下さい」とまた同じような返事が返って来ました。そんなサラッと言われても不安になるばかりでしたが、仕方なくその日は家で寝て過ごすしかありませんでした。翌朝やはり出血があったのでもう一度病院へ電話すると、これから来て下さいとの事だったので再び受診しました。

結果は流産ではなく、赤ちゃんは元気でした。出血の原因は絨毛膜下血腫と言うもので、子宮の壁の間に血の袋が出来てしまう症状です。私の場合2cm×3cmほどの大きさの血腫ができ、そこから出血しているとの事でした。この時はじめて切迫流産と診断され、出血止めと感染予防の薬を処方して貰いました。

簡単な家事はしても良い自宅安静と言われましたが、前回の妊娠の事があるのでこの子はどうしても守りたい!と思い、とにかく出血が治まるまでは寝て過ごすようにしました。

妊娠発覚から丸2ヶ月出血と茶色いおりものは続きましたが、頑張った甲斐あって血腫もなくなり、無事出血も止まりました。

しかし正直、この病院には不信感が募っていました。もし仮に流産するかもしれなくても、もう少し言い方があるんじゃないか?私が里帰り希望だから冷たくされるのかな?と、あまり良い印象ではありませんでした。

その後色々あって引っ越しする事になり、転院先の病院で妊娠24週から3ヶ月入院する事にはなり大変な思いもしましたが、37週0日で無事元気な赤ちゃんを産む事が出来ました。

後輩ママへのアドバイス

今回妊娠して思ったのは、妊娠初期の出血は良くある事と言われても自分の身体を大事にした方が良いと言う事です。妊娠中はいつ何が起こるか分かりません。これくらい大丈夫という気持ちが後で取り返しのつかない事になるかもしれないし、そうなったら一生後悔すると思います。お腹の赤ちゃんを守れるのは自分だけです。妊娠したら、くれぐれも無理は禁物です。

それから、もし今受診している病院に疑問を感じていたら、一度他の病院へ相談してみるのもおすすめです。自分に相性の良い病院でなら安心して出産を迎えられるのではないかと思いました。

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