エコー2回だけ??海外での出産体験!
私は国際結婚をしていて、現在オーストラリアに住んでいます。
日本では出産や産婦人科に通った経験がありませんが、家族や友人から聞いた話などから比較して日本とは違うと思われることがいくつかありました。
まず妊娠検査薬で陽性反応だったので、病院に行こうという話になりました。
妊娠が発覚した時点でオーストラリアには3年ほど住んでいたのですが、幸いにも3年間病院にはお世話にならなかったので、入院して初めてオーストラリアで病院に行くことになったのです。
そこでまず私は主人にどこの産婦人科がいいのか聞いたところ、主人からGP(一般開業医)に最初は行くのだと言われました。日本でいう町医者のようなところで、風邪をひいている人や軽い症状の病気の人などが診察を受けます。
不安でしたが、ひとまず家の近所の女医がいるGPに行くとその場で尿検査をして、最後に生理があったのはいつかなどの確認をされて、尿検査の結果から妊娠しているということでした。次に予約をするのは13週目で、そのときにエコーをするとのことでした。
友人で子宮外妊娠をしていた話を聞いていたので、こんなにあっさりで13週まで何もなくていいのかと不安でした。
その為、義理の姉のアドバイスで別のGPに行って、生理不順であると嘘をついたのでした。生理不順などの場合は6週目あたりで一度エコーをとって、予定日を確認してくれるそうです。
その後も13週でエコーで確認をするのですが、その後は21週のあたりまでエコーでの検査はありません。
日本で家族の出産のときに、健診のたびにエコー写真をもらってきていたイメージだったので、6週目のエコーがなかったら2回だけなのかと少し寂しい気持ちでした。
また健診のときも体重などは特に何も言われずに、赤ちゃんの心拍を確認したり、血液検査などで終わりでした。
オーストラリアでは13週でダウン症などの染色体異常の確率を測定する検査があるので、その結果を確認してから家族や知人に妊娠を報告する人が多いそうです。
私は妊娠する前に保険に加入したのですが、加入期間が足りなかったため、プライベートの病院ではなくパブリックの病院での出産だったのであまり選択肢がなく家から車で15分ほどの病院での出産になったのですが、出産する病院に行ったのは出産前に1度だけ助産師さんと妊娠の計画(無痛分娩を希望するかなど)の相談と健診に行ったのと、両親学級のようなものが夜間に4回あったのでそのときだけでした。
いつも健診するときはGPに行っていたので、どんな先生や助産師さんが出産のときにいるのかという不安は少しありました。
出産したときに驚いたことは、緊急帝王切開で主人が立ち会ったのですが、もう赤ちゃんが出てきそうという直前に先生の一人が主人の携帯を貸してと言って、赤ちゃんが取り上げられる瞬間や、取り上げられてすぐ体重の確認をしているところなどの写真をとってくれたことでした。
また私のおなかの傷口をぬっている間も談笑をしながら世間話をしていたのでした。とても和やかな雰囲気でした。
海外での出産はまず言葉の面でも不安になることもあると思うので、自信があまりない人は通訳をつけるのもいいと思います。日本と少し違ったり疑問に思ったことはなるべく聞くと理由なども教えてくれるので不安が解消されると思います。
私は主人が立ち会って励ましてくれたことが一番の励みになりました。