女の子のでべそ
イタリアで初めての出産をしました。
生まれたときはおへそがお腹の一から若干外側に出ているかなという具合でした。私の子供は昼夜問わずによく泣く子供でした。腹筋が未熟な新生児が、泣いたときに腹圧でおへそが外に出ることがあるとは聞いていましたが、泣いたときだけ出て、普段はへこんでいるのだと思っていました。
2か月目くらいの時からおへそが外に出ている部分が、生まれた時より大きくなっている感じがしました。外側へ1,2センチ出ていて、沐浴時やおむつ替えの時に泣いていたときはもっと出ていたと思います。
イタリアでは新生児期は約一か月に一度検診があり、2か月検診の時は「様子見」だった診断が、3か月検診で「小児科専門の有名な病院で診察をしてもらった方がいい」と言われてしまいました。通常時で4センチほど出ていて、イタリア人の義母には硬貨を張るとへこむと言われましたが、小児科医にはばい菌が入るので、おへそには何も張らぬよう指示されました。
4,5か月の時に小児科専門の大きな病院で診断をしてもらったところ、一歳くらいまでには何もしなくてもそのままへこむ場合が多いが、女の子はでべそだと妊娠・出産時に何らかの問題が生じるのか、単に邪魔になるかのか何かで、へこまない場合は手術で出ている部分を切り取ったほうが良いと診断されました。ひとまず4,5か月で判断するのは早いので、一歳までに自然にへこむかどうか様子を見ること、一歳の段階でまだ出ているようなら再診断をすることになりました。
その後昼夜問わず泣いてばかりいるという状態は変わりませんでしたが、寝返りやお座りなど動くようになり、腹筋が付いたのか一歳前におへそは自然にへこんでいました。念のため担当の小児科医にも見てもらったところ専門の病院に戻らなくても、自然におへそがへこんだので問題ないと言われました。手術することもなく、現在でもおへそはへこんだままです。
おへそには何も貼らないこと、腹筋が付くまででべそが治るか待っていてもいいと思います。専門病院の医師は、女の事の場合将来の妊娠出産のためにでべそは取り除いておいた方がよいと話されていたので、一歳ころまでにひどくおへそが出ている女の子の場合は、一度病院でお話をされてみてはいかがでしょうか。