黄昏泣きの体験談

魔の夕方

イタリアで初めての出産をしました。

実の両親も近くにいず、日本で購入した育児書とにらめっこしての育児が始まりました。私の子供は生まれたときから昼夜を問わず始終泣いている子供でした。

1か月目は「2,3か月目頃から夜にまとめて眠る赤ちゃんが増えてきます」という育児書の説明を心待ちにしながら過ごしていました。2か月目頃から、夜にまとめて眠るどころか「魔の夕方」が始まりました。

抱っこ紐でしか寝てくれなかったで、午後は抱っこ紐に入れて私の気晴らしと子供のお昼寝のために散歩に行っていました。ところが家に帰ってしばらくした17-18時頃になると突然ギャンギャンと大泣きが始まるのです。おむつを替えても母乳をあげても抱っこしても、おもちゃの音を鳴らしても効果はなく、それが泣きづかれることを知らぬまま夜の21-22時まで続きました。

育児書の「外の風にあたると子供の気分が変わる」を信じ毛布に包んで、家の前のスーパーの駐車場を歩いても、小児科医の「子供をうつぶせにした状態で抱っこすると落ち着く」を信じ、うつ伏せ状態で抱っこして背中を撫でても、これもまた効果は見られませんでした。この時間帯は抱っこ紐に入れようが、ともかく何をしても泣き続けるのです。

泣き声を聞いた周囲のイタリア人には「そのうち疲れて泣きやむから放っておけば」と言われ、ソファにおいて放っておいてみたこともありますが、とかく疲れ知らずで、泣き疲れを待つより、自分が子供の泣き声に耐えられなくなりました。おしゃぶりが大嫌いな子供だったので、口をふさぐにはおっぱいをあげるしかありません。おっぱいを飲んでいる間と飲んだ後の10分くらいは泣きやみましたが、それ以外はお手上げ状態でした。ところが21-22時頃になると、眠くなるからか泣きやみおっぱいを飲んでそのまま寝付いていました。

育児書には「黄昏泣きは5,6か月頃には自然に治まる」とあったので、いつかと首を長くして待ちましたが、結局治まったのは「時差」がよかったのか、日本に初めて連れて行った8か月の時でした。

後輩ママへのアドバイス

私の周りにも子供が「黄昏泣き」をするという友人がいました。たいていは夕方になると何是か泣き出すが、数時間も泣き続けないし、3か月くらいで治まるという話ばかりでした。

子供が泣いていると何とか泣き止まそうとお世話をしていましたが、お世話しつくしても泣いている場合は隣に座ってお茶を飲んだりするくらいの余裕があってもよかったかなと振り返って思います。ある時間が来ると泣き始めますが、ある時間がくるとちゃんと泣きやみますので。

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