あわてんぼうの赤ちゃん
26週ぐらいから出血があり、産院からはクスリを処方されていました。
里帰り出産を予定していたので、里帰り先の病院で診察をしたところ、切迫早産しかかってるので、絶対安静にとかなりキツく言われ、なるべく横になっていました。
30週のクリスマスイブの夜に、お腹の張りが強くなり、里帰り先の病院へ行きました。
診察をしたら、もう産まれるかもしれないから、救急車で市民病院へ緊急搬送とのこと。
主人と上の子供と一緒に救急車に乗り、市民病院へ行きました。
付き添いの看護師さんが、救急車は意外と乗り心地が悪いんだよって話してくれたけど、本当に乗り心地が悪く、道路のガタガタしたのを覚えています。
市民病院に着き、産婦人科で診察をしてもらったところ、赤ちゃんの足がもうバタバタしてるので、すぐに帝王切開をしますと言われました。
普通分娩は、週数がまだ早いから産道がせまいのと、逆子だから、ムリとのこと。
その後、手術の準備や麻酔科の先生に腰に注射を打つ説明を聞いてる時に破水をしました。
現場は、一気に慌ただしくなり、心の準備もなく、手術室へ移動しました。
初めての手術の恐怖感と、陣痛の痛みで、混乱してる中、眠くなりますよっとマスクをかけられ、全身麻酔となりました。
そして、先生に終わりましたよっと声をかけられ、目を覚ましましたが、なんの記憶もなく、終わっていました。
先生からは、元気な産声でしたよとのこと。
ただ1410gで超低体重出産の為、NICU入院となりました。
手術当日は、会えず、次の日に車イスで、NICUに会いに行きました。
あまりにもの小ささに、涙が止まらなかったです。
こうなった事に初めは自分を責めていました。
でもNICUに毎日通ううちに、看護師さんや、同じ状況のお母さん達の存在が心の支えとなりました。
私は、1週間で退院しましたが、我が子は約2ヶ月間入院しました。
NICUには、両親しか入れないので、上の子はいつも外で待っていて可哀想でした。
ついに退院の日、上の子が赤ちゃんを抱っこできました。
退院してからも定期的に診察をしてもらい、今では月齢の子より、発達が早いぐらい順調に成長中です。
1人目の子は、普通分娩で出産してたので、それがどんなに恵まれてた事かと思いました。
今回、たくさんの経験をして、出産がどれだけ大変かという事と、赤ちゃんの生命力の強さに感動しました。
産院と里帰り先の産院と2つの病院で診てもらう時は、厳しい意見の方を優先して、ちゃんと聞いてください。私の場合は、出血やお腹の張りに対して、かなり温度差があったので、初めから里帰り先の先生の言う事を聞いてたら、もうちょっとお腹で成長できたかなぁと思います。