妊娠高血圧症候群(PIH)の体験談

高血圧合併妊娠→加重型妊娠高血圧腎症で緊急帝王切開

30歳、36歳と2人生んだ後、健康診断上血圧が高血圧かどうかのギリギリラインで過ごしてきました。
42歳で再婚し、まもなく第3子を自然妊娠しました。

なんとなく血圧が不安で、初診から大学病院へ。
母子手帳を10週でもらうころ血圧が150から160になり頭痛やだるさがでてきたため循環器内科紹介され受診し、内服開始。
妊娠中期までは内服で130後半から140台で過ごしました。
妊娠後期に入りなんとなく手足がむくみ始め、検診が毎週に。30週に入る頃から急に手足がむくみ始めました。
31週健診の前の日、胃のあたりが痛くなり、横になると喘鳴がでてきたため、翌日(金曜日)朝一番で受診。
体重が一週間で3㌔ふえ、血圧が170/100を超え、尿タンパクが+4となった為緊急入院しました。

入院当初は医師と血圧が点滴で下がれば安静にして赤ちゃんにお腹の中にいてもらう話をしていましたが、午後には血圧が200/120を超え、私赤ちゃんとこのまま死ぬのかなと怖くなりました。
入院と同時にした血液検査で私の肝機能腎機能がガタガタに落ちていることが発覚。いつ子癇発作起こるかわからないし、母子ともに週末を乗り切れないと判断され、病棟到着直後に緊急帝王切開決定。手術室の空きを待ち夕方には1640グラムの赤ちゃんを出産しました。

自分では入院は予測してましたが、まさか帝王切開になるとは思わず。
前日までシンドイながらも仕事をし、当日も病院に車で自走していったため、病棟でスタッフさんたちにこっぴどく叱られました。
子癇発作なく病院に来れたことが奇跡だと言われました。
出産後は徐々に血圧さがり、肝機能と腎機能は産後4日でほぼ回復。
もうすぐ産後1ヶ月ですが、血圧の内服はしていますが130/90台で割と落ち着いています。体調もほぼ戻りました。

赤ちゃんは呼吸できず仮死で産まれてきてNICUへ。挿管し人工呼吸器で生かしてもらいましたが、3日目で気胸となり胸腔ドレーンが入るなど呼吸状態不安定で危ない状態でしたが、そこからとても頑張ってくれて、もうすぐ一ヶ月の今は鼻からの呼吸サポートは必要なものの体重もふえてきて、おそらく元々の出産予定日には普通の新生児並の状態で退院できるだろうと言われています。

後輩ママへのアドバイス

自分自身がナースである程度知識はあり、気をつけてはおり、大丈夫だろうとおもっていました。入院前日もこのくらいならなんとか頑張れる、朝まで絶えられると思っていましたが…

妊娠高血圧をなめてました。

よくお腹の中で動いてくれていたからなんとか大丈夫と考えていましたが、思う以上に赤ちゃんにもストレスがかかっていたことがわかり、赤ちゃんを危ない目に合わせたこと申し訳ないなと…

退院後だんなやお兄ちゃんとの生活で気は紛れていましたが、やはりひとり部屋で搾乳するたびに泣けてきて。
でも、子供がびっくりするほどの回復と成長を見せてくれて、ようやく前向きになりつつあります。

診断を受けていたら、少しでも怪しい症状あれば時間問わず問い合わせたり受診しておくと良いと思います。

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