重症妊娠悪阻+入院
上の娘のときもそうだったのですが、今回の妊娠でも妊娠がわかった4週から胃もたれ、5週から嘔吐がはじまり、6週に入る頃には水も飲めず1日中吐き続ける状態になったので病院へ電話をしたところ、すぐに診察を!という流れになりました。
結果、上の娘の時に重症妊娠悪阻で2ヶ月入院した経緯もあるので、今回も即入院でした。診断結果は「重症妊娠悪阻」です。
入院して1週間は絶飲食でした。
点滴は1日6本。私の場合、唯一使えるとされている吐き気止めの「プリンペラン」は副作用が出てしまい使えないので、点滴は栄養と水分のみ。
その後は飲み物と少量の食べ物のみを1週間。その後、乱高下はありましたが徐々に回復してきて食べられるようになりました。
点滴も3週間程度で徐々に減らされて退院数日前にやっと外されました。
結局、退院したのは妊娠12週、入院期間は43日間でした。
重症妊娠悪阻のピークだったんじゃないかな?と思う妊娠6~7週は、1日中、胃液や緑色の胆汁を吐いたり、吐きすぎて喉が切れて血まで吐き・・・。体の中のバランスも崩れているのか、下痢まで起きていましたが、トイレにいくのも点滴棒に捕まって歩き、酷いときは看護師さんが付き添ってくれました。
物音もだめで、寝返りするだけで吐き気をもよおし、夜も眠れず。
あと何週間耐え続けるのか…と、上の娘の時の経験があった分、余計に絶望していました。
そんな中でも、1週間毎の診察で赤ちゃんは無事に育っているのは確認できていたのですが、正直に言うと、その時の私にはそんなのはどうでもよくて「早く楽になりたい」とばかり思っていました。
薬もなく、耐えるしかない悪阻期間は地獄のようでした。
もらったエコー写真も見ずにすぐしまいこみ、ベッドの上で苦しみ続けるだけの生活は本当に辛かったですし、1週間に1度お見舞にきてくれては泣いていた娘に、本当に申し訳なかったです。
先生から、1人目が重症妊娠悪阻だった人は高確率で2人目もなると言われました。
また、看護師さんからは「こればっかりは体質だから、あなただけがおかしいんじゃないのよ。体に自分以外の存在が入ってるんだから、拒否反応が出る人もいる。それが悪阻なのよ」と言われ、自分だけがおかしいわけじゃないんだと少し気が楽になりました。
妊娠悪阻は本当に辛いです。辛いと感じるのは当たり前のことです。悪いことじゃないです。
我慢しすぎないで、病院へ行ってください。