新型出生前診断の体験談

新型出生前診断のフランス事情

日本では2013年に導入された新型出生前診断ですが、フランスでは2009年に妊娠中の検査のひとつとして「トリゾミー21検査」の名で導入されました。この検査で引っかかると羊水検査を受けることになり、その結果次第で妊娠継続か中絶かを決めるのは、日本と同じです。ただ違うのは、日本では希望者が受けるのに対して、フランスでは妊婦全員が受けることになっていることです。妊娠12~13週に、エコーでの胎児の首のあたり隙間の測定と血液検査で結果を出すのですが、保険でカバーされるので余計に特別な感じがしません。なので私は特に深く考えることもなく、当たり前のように受けましたが、高齢だからひっかかるのではないかとちょっと心配し、結果が出るまで少しドキドキしました。また、羊水検査での事故の話も聞いていたので、それだけは避けたい!と思っていました。結果は確率が低く問題なかったのでよかったのですが、フランスでは羊水検査で引っかかると、中絶する確率がかなり高くなるようです。でも、検査でひっかかったのに、生まれてきた赤ちゃんは正常だったという話もありますし、確率の問題なので、数字だけで中絶するかしないかを決めるのは難しい選択だと思いました。

後輩ママへのアドバイス

障害児を育てるのは大変、それが現実です。検査を受けるかどうかは、万一検査に引っかかった時にその事実を受け入れられるのか、中絶に踏み切れるのか、といった点をよ~く考えてからにした方がいいかもしれません。

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