完全流産の体験談

初めての妊娠、初めての流産

私が流産を経験したのは25歳のときでした。生理予定日から2週間が過ぎ、妊娠検査薬にくっきりと線が浮かんだため早速産婦人科を受診。胎嚢が確認できた時には夏ごろにはお母さんになれるんだ、という思いでいっぱいでした。2週間後の心拍を確認する日がとても待ち遠しかったことを覚えています。
ところが、産婦人科を受診した2日後から、量は少ないものの出血するようになりました。一度病院に連絡したのですが、「量が少ないなら様子をみていいけど、量が増えたりお腹が痛くなったら受診してください」と言われ、そのままおりものシートをつけて様子をみることに。しかし、出血量は日に日に多くなりおりものシートでは対応できなくなったため、初めての受診から1週間後再度受診することにしました。先生に内診と経膣エコーをしていただき「今のところ異常はないけど、更に出血が増えるようならもう一度受診してください」と言われ、特に治療や指導されるわけでもなくその日は帰りました。その夜、生理痛を重くしたような、脂汗をかくくらい激しい腹痛に襲われました。とりあえずお腹を温めつつ、のたうちまわりながらもなんとか眠りについたのですが、朝目覚めてトイレに行こうとすると、ドロッと経血が出るような感覚がありました。トイレに行くと血の塊のようなものが出ていて、そのまま病院を受診、エコーで胎嚢がなくなっていることを確認し、流産してしまったことを知りました。
がっかりする間もなく、妊娠が完全に終了したかどうかを確認するため採血をし、hCGの値が低くなるまで1週間おきに2度ほど病院を受診しました。幸い私の場合は完全流産であったため、手術や処置をする必要はありませんでした。腹痛や始まりかけていたつわりの症状もなくなり、身体だけはすっきりしたような感じでした。結局流産の原因はわかりませんでしたが、次の妊娠がわかるまではとても辛い時間を過ごしました。

後輩ママへのアドバイス

流産は本当につらくて悲しい経験でした。でも、思っているよりもたくさんの人が妊娠初期に流産を経験していることも事実です。そして妊娠初期の流産は染色体異常によるものなどお母さんに原因がないことが多いそうです。私は流産した直後から、流産経験者の体験談をネットで必死に読み漁りました。1つ言えることは、慰めにしかならないかもしれませんが流産したからといって子供が産めない身体であると決まったわけではないということです。私自身は流産した後2回の生理を待ってまたチャレンジし、1年後には無事に男の子を出産することができました。私は流産をしたおかげで無事に妊娠・出産を終えることが本当に奇跡のようなことであることを知りましたし、息子のことを本当に大事に思っています。同じ思いをしたプレママさんにはどうか初期の流産に負けずに頑張ってほしいです。

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