胎盤にできた腫瘍による羊水過多
20週を越えた頃、それまでは少しずつ大きくなっていたお腹が急に大きくなり、息苦しさを感じるようになりました。同時に大きくなったお腹のせいで脇腹(胸の下辺り)が痛くなり、仕事中座っていることも辛くなっていました。
しかし、上の症状は妊娠中はよくあることだと思いあまり気にしないようにしていました。
24週の妊婦検診の際、先生へ脇腹の痛みを伝えたところ、「胎盤に突起物がある」と言われました。それまで通っていた病院では詳しく診ることはできないとのことで大きな病院へ転院となりました。
転院先で診てもらうと、胎盤に5?ほどの腫瘍がありました。腫瘍があることによって赤ちゃんのおしっこが増えているため羊水過多となっているとのことでした。
また、腫瘍はへその緒のすぐ近くにできていたため、赤ちゃんの心臓への負担が大きくなっていました。腫瘍により循環する血液量が増えたためとのことです。
赤ちゃんの心臓への負担を考えると長くはお腹の中にいられないため、1、2週間以内に出産しなければいけないと言われました。
妊娠26週の終わりのことでした。
診断後すぐに入院となりました。
入院中もお腹はさらに大きくなり、すでに臨月並みの大きさになっていました。先生からは経過を診て羊水を抜くこともあると言われました。
しかし、27週の終わりに急に息苦しさ、吐き気、むくみが出始めました。赤ちゃんも私と同じようにむくみと呼吸が苦しくなっていたためすぐに帝王切開で出産となりました。
赤ちゃんは1141gで生まれました。
生まれてからはNICUへ入院しましたが、心臓への負担は生まれたことにより無くなったので順調に成長していきました。
羊水過多と診断されると早産の可能性も高くなるし不安も多いかと思います。いつもと違うと感じることがあれば、小さなことでもすぐに助産師さんや先生に相談してください。赤ちゃんの生命力はとても強いです。赤ちゃんのことを信じて、お母さんは気持ちをしっかり持つことが大切かなと思います!