旺盛な食欲に最初から混合の育児
3400グラムの女の子でした。分娩してすぐに、乳首をくわえさせ、母乳の分泌を促しましたが、残念ながら数日間は、ほんの数ミリリットルしか分泌がありませんでした。しかし、赤ちゃんは生まれて3日目ぐらいからものすごい食欲旺盛になったのです。
ミルクを足すのも入院中は、一日目は一回量10ミリリットル、二日目には20ミリリットル、という目安があるのですが、わが赤ん坊はそんなことはお構いなしで泣きまくり、足りない!足りない!と主張するので、看護師さんにも確認をし、一回量を二日分くらい前倒しにして多めに与えていました。退院後も旺盛な食欲で、ようやく一回におそらく80くらいは出るようになった母乳では全く足りず、60程度のミルクを足しています。
いま二カ月ですが、一日にトータルで400ミリリットルのミルクを足しているので、半々ぐらいの混合になっています。たまに、哺乳瓶の乳首を嫌がって飲まない、などの話を聞くのですが、何しろ足りなくてお腹が空いているらしく、ミルクを飲まなくなるようなことは今のところありません。
混合ならではの便利な点は、外出先で授乳室を探すことなくサッとミルクをあげられること、パパやばあばに数時間預けておけることです。不便な点は、夜中に作らなくてはならないので、添い乳ができず、寝不足が溜まることです。
一人目も混合だったのですが、卒乳に関しては、ミルクは完全にご飯に移行すると同時に終了し、おっぱいは本人の好きなように任せました。しばらくは、出なくなっても精神安定剤になっていたようです。今回の二人目も同じようにすると思います。
母乳育児がとても推奨されている昨今ですが、あまり深く考えすぎない方が良いと思います。出ないものは出ないのですから。大昔でしたら、母乳が出ないと赤ちゃんが育てられませんし大問題でしたが、いまは粉ミルクという有り難い手段があります。いまの時代で本当によかった、とおおらかにいれば良いのではないでしょうか。