常位胎盤早期剥離による大量出血

体重増加でやや指摘はされていたものの、数値的な異常はなく妊娠経過は良好。煙草も吸っていないし、お酒も飲んでいません。


妊娠28週目。週末、家族で買い物へ出かけようとした際、何の前触れもなく突然「パンっ」と何か割れるような感覚があり、パンツを確認すると出血。急いでかかりつけ医に連絡し、車に乗って病院へ向かいました。


出血後、すぐに横になっていたため最初は少量の出血でしたが、病院へ向かおうと立ち上がった際ダバダバと感じる程の出血。その後動く度に大量に出血。あまりにダバダバ出てくるため、当初破水と勘違いしていました。


病院に着くと看護士さんや助産師さんが血圧や胎児心拍を測定するが異常なし。お腹の張りは感じるが痛みはなく、胎動も有。出血は継続してあるものの、量はやや落ち着いてきていたため「謎の大量出血」と言われました。ちなみに病院に着くまで500ml程度出血。


その後先生がエコーで確認し「胎盤に血腫がある」と言われ総合病院へ救急搬送されました。特に説明がなかったため、まだ破水だと思っていた私は「出産まで入院かな」程度にしか考えていませんでした。ちなみに主人には「常位胎盤早期剥離の疑いがあるため救急搬送」との説明があったようでした。


総合病院に到着した途端、10名程度の看護士さんに囲まれ、慌ただしい雰囲気。先生がエコーで確認し「常位胎盤早期剥離のため今から帝王切開します」と言われ、やっと破水ではないと気付きました。常位胎盤早期剥離は知っていたものの「なったら母子ともにヤバイ」程度の知識しかなく、総合病院に到着してから30分後には手術室へ運ばれたため、何が何だか分からない内に出産となりました。28週、1220gでの出産だったため、子供はすぐにNICUへ運ばれ、退院には２ヶ月半かかりました。私はDIC等合併症もなく、輸血もしないで済み、１週間程度で退院しました。


出血してから手術まで約3時間（かかりつけ医に1時間半位いたため）かかっていたため、進行が早ければ危ない所でしたが、総合病院へ着いた時に剥離は四分の一程度、胎児心拍有だったためどうにか無事に出産することが出来ました。ただ、子供は早産となり今後の成長に関して心配は尽きませんが、現在生後６ヶ月、すくすく成長しています。


ちなみに常位胎盤早期剥離の原因は不明でした。