常位胎盤早期剥離の体験談
違和感から緊急受診したら常位胎盤早期剥離に
高血圧の家族歴があり、私自身も妊娠高血圧症となってしまいました。
毎日血圧を測って体調管理に気を付けて過ごしていましたが、妊娠8ヶ月を過ぎたころ、数十秒おきにお腹が張ることが出てきました。今にして思えば、これが常位胎盤早期剥離の予兆と言われる「さざ波様子宮収縮」だったのかもしれません。
ある日張りが強くなってきたため、かかりつけ医に電話して緊急受診をすることに。切迫早産の疑いで入院となりましたが、それから間もなくモニターで赤ちゃんの心拍が落ちていることが分かり、緊急帝王切開になりました。
赤ちゃんは危ない状況でしたが、迅速な処置のおかげで無事に救命できました。妊娠8ヶ月での早産だったため、2ヶ月間ほどNICUに入院していましたが、今は小柄ながらも後遺症もなく元気に育っています。
産科の先生から「常位胎盤早期剥離でしょう」と言われていたとおり、胎盤の病理検査の結果には「早剥」と書かれていました。妊娠後期にお腹が張るのはよくあることだし、出血などの分かりやすい症状がなかったため、まさかこんな大事になるなんて自分でも驚きました。もしも自宅で様子を見ていたら…と思うとぞっとします。緊急受診は大げさかと思いましたが、あの時病院に行っておいて本当に良かったです、
後輩ママへのアドバイス
常位胎盤早期剥離は予測も予防も難しい病気です。にも関わらず、最悪の場合は母子ともに命に関わる状況となってしまいます。
リスク因子として高血圧や喫煙などが挙げられますが、いつ誰に起きるか分かりません。もしもお腹の張りに違和感を覚えたり、胎動が少ないと感じたら早めに病院に相談してください。
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