赤ちゃんの嘔吐で気をつけたこと
赤ちゃんの嘔吐は見ていてとても心配になります。
息子は9ヶ月頃にノロウイルスとアデノウイルスに立て続けに感染し、何度も嘔吐を経験しました。赤ちゃんが吐くとこちらも驚きますが、吐いている本人も初めての経験なので驚いており、表情がこわばっている様子を見ると、大丈夫!?苦しくない!?と気が動転してしまいました。
息子が嘔吐した際に気をつけたことは「吐き戻したもので窒息しないようにすること」と「吐いた後の水分補給をしっかりする」ということです。息子の嘔吐は夜間が多かったため、寝ている姿勢でゲボッと嘔吐する感じでした。本人はきちんと横を向いて吐こうとしているのに、一度心配のあまり、ちょうど吐く瞬間に抱き上げてしまったことがあり、吐いたものが口から流れずにのどに詰まってむせたことがありました。いざその場になると親も焦ってしまうので、嘔吐する、と思ったら横を向けるということを意識して看病することが大事だと感じました。
また、吐いた後は消化しやすい経口補水液やお茶を少量ずつ根気良く与えることが大切です。脱水症状を心配して一度に一気に水分を与えてしまうと吐きやすくなってしまいます。病院の先生から助言がありましたが、時間を置きながら少量ずつ与えたほうが体内への吸収もスムーズに行われるそうです。
ウイルスに感染しやすいこの時期は、赤ちゃんの嘔吐を経験される方も多いと思います。親が焦らず、大丈夫だよ、という身構えで看病して、赤ちゃんに安心感を与えてあげられるように落ち着いて対応することが大切だと思います。
ウイルス感染による嘔吐の場合は、嘔吐の処理も大事です。吐いた後のお掃除をしたタオルや、汚れてしまった服など、熱湯消毒することで、家族内感染を防ぐ効果もあります。いつ嘔吐する病気にかかるか分かりませんので、いざその時になって焦らなくていいよう、事前に対応策を調べておくとよいと思います。