な…なにぃ~!明けとらんやんけ!
妊娠30週から出血のある切迫早産のため入院していた私。
ようやく正産期に入り退院した37週目。退院したその日のうちに里帰り先の産婦人科に行くと、先生から、「切迫早産だったんならすぐ生まれるかも知れないから入院したら?」と、一言。でも私はまだ生まれないと感じてそのまま帰宅し、それから10日をのんびり過ごしていた。
母の友人と楽しくランチして帰って来て、少し疲れたから休むね~と母に言い、二階の自室のベッドに横になった瞬間、下腹部から、ボンっという破裂音が…更に、起き上がるとなにやら生暖かいものがチョロチョロと…破水だった。
一階にいた母に破水したみたいだと伝えると、病院に電話して、受診してみることに。
夕方に病院に着き、内診の結果、やはり破水で、そのまま入院に。だが、子宮口はまだ2センチ。先生には、生まれるのは早くても明日の明け方以降だね。と、言われた。その旨旦那に伝えた。そこまでは余裕だったのだが、いきなり陣痛が5分、2分間隔になっていたが、初産婦だったので先生も油断したのか、陣痛室で一人にされ、夕飯も出されたが食べられる状況になく、どのくらいになったらナースコールすればいいのかわからず、もう、いきみたい!という段階になるまで我慢していた私。何度か下の方からニュッという感覚で何かが出てくる感じがしてナースコールしたところ、既に赤ちゃんの頭が出かかっていた。看護師さんは歩いて20メートル先の分娩室まで私に歩いて行くよう促すが、続々と続く陣痛に、3歩進んでは深呼吸の繰り返し。しかも 生まれそうなので赤ちゃんを落とさないように、股を看護師さんに押さえられながら…。
やっと分娩台についた頃には汗だくになり、上がる前に着替えさせられ、ようやく上がった頃には3回いきんでポンっと生まれたのだった。最終的には破水して5時間で生まれたのだった。
生んですぐに時計を確認すると、まだ夜の9時。
な…なにぃ~!明けとらんやんけ!
痛いのを我慢しすぎると、廊下を看護師さんに股を押さえられながら歩くことになりますよ…(笑)