誘発剤を打ってからはスピード出産でした
就寝中、深夜に突然の破水でした。
予定日から10日も早くて、敷布団が貫通するくらいの破水の量でした。
二階に一人で寝ていたのでとても慌てました。すぐに産院へ連絡をして、破水なので清潔なお産パッドをあててすぐに入院するようにと指示を受けました。産院までの車の中でお産パッドが吸収できないくらい羊水がでてきて、赤ちゃんは大丈夫なのかそればかり心配でした。産院についたらまず着替えをさせられて、分娩台で子宮口の開き具合をみました。まだまだ開いておらず、1センチ。陣痛も弱くて長丁場になるから覚悟してね、と助産師さんに言われ、自然に陣痛が強くなるよう、朝まで産院の階段の上り下りをさせられました。まだまだ余裕がある時は合間合間にご飯も食べていました。一夜明けて朝9時ほど。産院の通常診察にあわせて、医師がやってきました。陣痛室のベッド上で内診。このとき子宮口が3センチくらい。陣痛もついてこないので、もう少し様子見て陣痛がこないようなら誘発剤を打つ、という話をされました。陣痛がこの後も強くなる気配はなくて、赤ちゃんの心音モニターが気になってしょうがなかったです。この合間にも羊水は流れ続けていたので。半日過ぎて午後2時くらい。微弱陣痛のまま時が過ぎてゆくだけ。再度内診で子宮口も3.5センチほど。医師から赤ちゃんも羊水が少なくなってきて苦しいので、誘発剤を打って陣痛にリズムをつけて分娩しましょう、と詳しい説明をされ、左腕の筋肉に太い注射を打って、しばらくすると陣痛が大きな波で押し寄せてくるのがわかりました。それからはもう今までの500倍のおなかの痛さと痛くない、の繰り返しで赤ちゃんが下に降りてくるのがわかって・・・付き添っていた主人がナースコールで助産師さんを呼び、その場で子宮口の確認。9センチくらいでした。十分開いているので分娩台に自分で移動してください、と指示をうけました。陣痛室から分娩室までがけっこう遠くて陣痛の波の痛くない時を見計らって歩くのがとても辛かったです。歩いては痛さに呻き、波が引いてから歩き、また痛さに呻く・・・分娩台に上るのも主人に抱いてのせてもらいました。微弱だけれど長い陣痛と誘発剤以降の加速度的に進む陣痛で自分の力がかなり弱くなっていました。分娩台にのぼって助産師さんのイキんで!にあわせてイキむこと数回、あっという間に3205グラムの男の子が生まれました。誘発剤を打って2時間で生まれてきました。羊水の少ないところに長くいたのも感じさせないくらい元気な産声をあげてくれたことで、長丁場で本当に苦しかった陣痛のことも忘れてしまいました。
誘発剤を打ってからは加速して陣痛がきます。
でも赤ちゃんに会えると思って頑張って耐えてくださいね。
私が辛い時に頭の中で思っていたのは
「こうやって自分も生まれてきたのだな。母親ってすごい。」でした。
実母への感謝の気持ちがわきますよ。