顕微授精で妊娠できました！

私は、顕微授精に至るまでに、タイミング法、人工授精、体外受精など色々な治療を経験してきましたが、どれも妊娠には至りませんでした。
私は、１回の採卵で卵が２、３個しか取れない体質らしいので、少ない卵で確実に受精するということが何より大事でした。
顕微授精であれば、うまく分割してくれるかはわかりませんが、確実に受精だけは出来るので、自分から顕微授精にしてくださいと先生にお願いしました。
顕微授精になると、金額が一気に上がります。そして体外受精より受精の確率は高まりますが、そのあと移植できる卵が育ってくれるかの確率は変わりません。ですが受精の確率に賭けて、私は顕微授精を選びました。
採卵で２個卵が取れ、２個とも受精、１個は育たず、残りの１個を凍結し次の周期に移植しました。
最初の判定日の時は、前回の体外受精の時より期待値が高かったです。ですが判定日に先生から「妊娠反応はありませんでした」とのお話。
期待していただけに落ち込みましたし、また次回採卵からか・・というがっかりした気持ちでいっぱいでした。何もする気になれなかったです。
不妊治療は気持ちの問題も大きいと思ったので、１周期休んでから次の採卵の準備に入ることにしました。
顕微授精でお金がかかるのはわかっていましたが、不妊治療と仕事の両立が大変で、仕事に対するストレスがすごくあったので、妊活を優先したい気持ちが夫も私もあったため、退職することを選択しました。
仕事を辞めてからは、時間的にも精神的にも余裕ができ、リラックスして顕微授精に臨むことが出来ました。
次の採卵で３個卵が取れ、２個凍結、次の周期に１つ移植しました。
移植してから判定日まで、今までは仕事と家事でバタバタ過ごしていましたが、今回はストレスもあまりなく好きなことをしてゆっくり過ごしていました。今回失敗してもまだ１個卵があるという安心感もあったのかもしれません。
今まで２回失敗しているので、今回は全然期待せずに判定日病院に行きました。
診察室に呼ばれ、「おめでとうございます。４週目ですよ」と言われました。まさかの妊娠。
期待していなかっただけに、信じられませんでした。診察室から出た後、嬉しさがこみあげてきました。
ここまで来るのに長かったけれど、顕微授精に踏み切って本当に良かったと思いました。
現在妊娠継続中で、１４週目になります。やっと授かった赤ちゃん大切に育てたいです。