計画分娩のための誘発分娩の体験談

予定日直前、CST検査での陣痛促進

39週と4日目、実父の誕生日の朝を迎えました。
病院の先生から以前より羊水過少と赤ちゃんの低体重を指摘されており、
通常の妊婦さんよりも頻繁に診察に通う日々。
その日も2日連続しての診察でした。

長女の時、高位破水から陣痛促進を行って出産した私は、
今回は普通に陣痛を待って出産したいと思っていました。

ただ、その日先生より、
「やはり羊水が少し少な目なので、赤ちゃんが陣痛の時の収縮に耐えられるか心配なので
計画的に管理をしながら分娩にもっていきたいと思っています。
今日はその収縮に耐えられるか見るために、CST検査をしようと思います。」
と言われ、陣痛促進を行うこととなりました。

CST検査とは、子宮収縮剤の投与により人工的に子宮収縮を起こして
出産時の陣痛(分娩陣痛)を再現し、
胎児心拍数を観察して出産時に耐えられるかどうかを評価するテストです。

陣痛促進剤を利用するため、そのまま出産に移行することもあるとのこと。
私は少し残念に思いましたが、赤ちゃんのためのテストなのでそのまま入院することに。

促進剤の投与を開始したのが午前10時頃でした。
徐々にお腹が張ってきて、すぐに3分間隔の張りになりましたが、
痛みはなく、長女と病院からお借りしたシンデレラのDVDを鑑賞する余裕もありました。
この頃の子宮口の開きは3センチほどでした。

午前11頃に主人が昼食を持って到着し、サンドイッチを食べながら会話する余裕もありましたが、
最初よりも張りが遠のいている気がしていたので助産師さんにお伝えしたところ、
促進剤の量を増やすことになりました。

一度促進剤を投与し始めていたし、産まずに家に帰るのもしゃくに思った私は、
12時半ごろに、立ち上がり少しスクワットをしてみることに。
するとピキっと痛みが走り、それが陣痛の開始に繋がりました。

その時点で子宮口は5センチに広がっており、
すぐ3分間隔の陣痛に移行しました。

かなり早いいスピードでの分娩となったので
陣痛促進剤を止めてもらいたいなと思いましたが、
一度投与を始めると出産までは投与し続けなくてはならないとのことです。

経産婦の強みなのか余裕があり、陣痛の間の時間に
スムーズに水分補給をしたり、実家の両親にラインで連絡をしていました。

午後1時30分ごろには陣痛の間に分娩室に徒歩で移動し、
比較的早い頃からいきみはじめ、
午後2時15分ごろ、陣痛開始から1時間45分で次女を出産しました。

促進剤を利用するまで、全く出産の前兆もなかったため、
促進剤の効果を感じた出産でもありました。

後輩ママへのアドバイス

出産は、自然分娩・計画分娩(有痛・和痛・無痛)に主に分けられると思います。

私はそもそも自然分娩を希望していたので、
陣痛促進剤を使用することに抵抗がありました。

それは、赤ちゃんのタイミングで産まれてきてほしい、
促進剤を利用することで万一のことが起こらないようにとの願いからでした。

意に反して、結果2回の出産ともに促進剤を利用しての出産となりましたが、
産まれてきた子供は特に何の問題もなく成長しています。

今回はまさかの計画分娩となってしまい、最初は戸惑いもありましたが、
これから陣痛と戦うんだという心構えができたことで
比較的冷静に分娩に進むことができました。

妊娠経過に全くの問題がない方もいれば、
私の様に切迫早産や羊水過少など、問題が出てくる人もいます。

出産スタイルは多様ですが、促進剤を利用せざるを得ない場合もあります。

そういったとき、断固として使用を拒否するのではなく、
これも赤ちゃんからのメッセージと受け取って、
柔軟に出産のときを迎えてほしいと、終えた今、思っています。

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