立ち会い出産は夫婦の共同作業

妊婦健診時に助産師さんから夫が立ち会い出産できることを説明がありました。早速家に帰った後、夫にこの事を伝えると、本人も自分の子どもが産まれる大切な瞬間なので、ぜひとも出産に立ち会いたいととのことでした。特に怖がったりとか気持ち悪がったりとかは考えていなかったみたいです。

　当日になって、陣痛も頻回になり私は婦人科の内診台に座って、いよいよ出産を迎えることになりました。初めての分娩であったため、あまりの痛さに意識がぼうっとしているところへ、夫が私の背中側につき私の体を支えてくれました。また、分娩中はずっと私の手を握って、「頑張れ！あと少しだ。」と声かけを行ってくれました。夫の介助のかいもあり、赤ちゃんも無事に産まれ、その瞬間を一緒に共有できました。

　世の中には、夫が妻の出産に立ち会ったことで、その後夫が妻を女性として見られなくなってしまい、その後の夫婦関係にヒビが入ってしまうケースもあると聞きます。でも、私の夫は無事娘を出産した私のことを「男の自分にはできないことだ」と称えてくれます。今でも、時々二人で当時のことを思い出し、一緒に話すことがあります。夫自身も、出産に立ち会ったことで、立ち会わない男性よりも、子どもに対する父親としての実感がより湧くのではないかと、思っています。

　出産という私にとっても、娘にとっても大切な瞬間を、夫が立ち会ってくれたことでで、３人で共有できて、本当に良かったと思います。