発達障害グレーゾーンの体験談

言葉の遅れで発達障害のグレーゾーンでモヤモヤ中

現在4歳の息子は、運動面の発達は標準的で、多動やコミュニケーションのとりずらさはありませんが、1歳半で単語が3~4個、2歳5ヶ月で2語文、2歳10ヶ月で3語文と言葉の発達が遅れています。
今でも言葉は不明瞭で、同じ年のお友達と比べてまだ滑らかな文章で話す事ができません。

1歳半の頃から言葉の遅れが気になりつつも、2歳半までは様子を見ていましたが、もし発達障害があるなら3歳前にはっきりさせて療育に通わせたいと思い、療育センターに相談し、2歳9ヶ月の時に新版K式発達検査を受けました。
結果は10ヶ月遅れで、発達指数はギリギリ軽度知的障害のレベルでしたが、検査中の様子からADHDや自閉症の特徴がみられず、言葉の理解がある程度あった事と、コミュニケーション能力に問題が無く、恐らく幼稚園に通うと伸びるタイプだと思うから様子見で良いと言われ、1年後に再検査となりました。

様子見で良いと言われたものの、発達障害には早期療育が良いと言われているのに、このまま何もしなくて良いのか、ずっとモヤモヤした気持ちで過ごしていました。

幼稚園に通い始めた頃は先生の指示がわからなくて動けない事があったようですが、1ヶ月後くらいには他のお友達と変わらないレベルで幼稚園での活動が出来るようになり、先生からは個人面談の際に「この発達指数とは思えない」と言われました。

元々、1年後に再検査の予定だったので、3歳10ヶ月に2回目の新版K式発達検査を受けました。
結果は、発達指数は10くらい伸びて境界域(知的障害のボーダー)になっていましたが、相変わらず10ヶ月くらいの遅れがありました。

発達検査の結果と、幼稚園の先生からの評価に差があり戸惑いましたが、私は発達の遅れが気になっていたので、結果には納得しました。
更に、息子は指示が理解出来ていなくても恐らく周囲を見て動けるので、それは発達する上では大切な長所だけれど、大勢の中での息子しか見ていない先生には発達遅滞がわかりにくいタイプだと説明され、1対1で接している私や心理士さんと、大人数の中での息子を見ている幼稚園の先生との評価が違う理由がわかりました。

医師の診断を受けて療育に通わせるか悩みましたが、恐らく今の息子の状態で診断を受けても、結局は境界域で今後の様子で診断名が変わるだろうと思いやめました。
療育についても、幼稚園での活動に支障が無いなら無理に療育に通う必要性はないとアドバイスされ、見送る事にしたものの、本当にこのままで良いのか焦りを感じてずっとモヤモヤしていました。

その後、担当の心理士さんが幼稚園での息子の様子を見に行き、担任の先生とお話をして下さった結果、息子が積極的にお友達と交流をもって楽しそうに過ごせている事、制作や手遊び歌などの活動の際も他の子と同様に先生の指示に従って出来ている事、そして担任の先生が息子の特徴を良く理解して接してくれているので、今は療育は必要ないし、今後問題を感じないようなら発達検査は1年後ではなく入学前で良いと言われました。

相変わらず言葉は遅れているし、発達障害の疑いは晴れないままなので結局今もモヤモヤしていますが、息子には幼稚園の活動だけで充分で療育の必要性が無い事には納得出来ています。

後輩ママへのアドバイス

発達検査を受けても、息子のように発達障害の有無がはっきりせずモヤモヤする事もあるかもしれません。
でも検査を受けてる様子を見ているだけで、出来た項目と出来なかった項目を通して、息子の弱い部分が見えたので、今後どこを注意して接していけば良いのか理解出来た事は凄く良かったと思います。

また、早期療育の必要性が必ずしも当てはまるわけでは無いようなので、検査をする心理士さんや医師、園児であれば担任の先生にも相談して判断すると良いと思います。

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