現在小1の息子が発達障害とわかるまで
現在息子は小1です。
もともと1歳半検診で言葉の遅れが指摘されていました。しかし二歳半になっても明らかに言葉の遅れが目立つ為、保健センターから病院への通院をふくめた療育相談と、市の発達支援センターを紹介して頂きました。もともと定型発達の子供が通う保育園に通園しながら、2つのサービスを利用しました。そして病院に通い始めた際はまだ診断名がつけられない、所謂「グレーゾーン」でした。その1年後、三歳半検診の際に知的の遅れは認められるかもしれないので、療育手帳を特別児童扶養手当が支給できるかも、とアドバイスを頂きました。そして四歳になって一ヶ月たった頃、その申請に行きました。
その時の嘱託医の先生ははたくさんの発達障害の子供を見てきた方でした。
グレーゾーンと言われてきてたので、息子に敢えて診断名をつけるとしたら、なんの特性が強いのか聞いてみました。
「知的の遅れに関しては結果が見てみないとわからないけど、診断名をあえてつけるとしたら知的の遅れが認められる自閉症スペクトラム、だと思われます。でも、診断名はあえてつけないほうがいいことも多いです。何故なら診断名にとらわれて、子ども自身の個性や性格を見なくなる親が多いからです。もちろん特性がわかればどう対応すれはいいのかは考えやすいですし、デメリットばかりではないですよ。」
その言葉に胸を撫で下ろしました。
グレーゾーンとされていたからわからなかったこともあるけど、診断名がつくことで「この子はそうなのか」と頭の中のモヤがハッキリした気がしました。そして、息子は知的の遅れが認められ、療育手帳を取得、特別児童扶養手当も通りました。
また、年中に上がる頃には、地元小学校で行われる、ことばの教室に通い始めました。
私も働いてましたので、中々通うのも難しかったです。
診断名がつく事で、腑に落ちてほっとする部分もあるかもしれません。しかし、診断名にとらわれすぎて、その子供の性格や個性、特技を見なくなる事は、その子が一番苦しむことになります。だから、診断名はあくまでも一種の情報です。見る時はその子の情報を見るようにしましょう。