帝王切開も立派なお産

三年前の出産でしたが、妊娠7ヶ月くらいに逆子がわかり、助産師から逆子を治す体操を教わり、毎日体操をしていました。
　この妊娠の時は働いており、通勤は車でした。片道40分くらいの場所で、しかも夜勤、宿直もある仕事でしたので、妊娠中とはいえ、身体を休めたり、労ることができなかったのも逆子が治らなかった原因かもしれません。
　逆子が戻らなかったので、主治医から「外回転術」という、お腹の上から赤ちゃんをさわり回転される、ベテランの医者がやる術をすすめられうけましたが、私のＢＡＢＹは全然動かず、帝王切開に決定したんです。
　この時、あまり帝王切開の怖さも痛さもその後の事もわからず、そのまま帝王切開切開で産みました。ＢＡＢＹが出てきたときは麻酔が効いてて痛くないから、取り出されて出てきたときも、「私の子？!」って思っちゃったくらい、愛情が湧きませんでした。そして、麻酔が切れると、傷口の痛さに驚きました。苦痛です。痛いけど翌日には起きて、授乳しに立たなきゃ行けないし、痛み止を飲んでても苦しかったです。
　入院して授乳していくうちにも愛情も徐々に湧いてきて、とてもいとおしくなりました。
　帝王切開は医者や助産師さんに取り出してもらうので、自然に産めないうんであげられない少しうしろめたい気持ちにもなりましたが、帝王切開は帝王切開切開で、痛さもあるし回復するスピードも遅いから、これはこれで大変なおもいをして、出産したんだなとつくづく思います。これもれっきとした出産。
　自然分娩も帝王切開もどれも命をかけて出産します。どれがいいとか悪いとかはなく、子供が元気で産まれてきてくれるだけで奇跡ですから。