不安だったので、受けました。
2回目の妊婦検診の時に、先生から「首の後ろが浮腫んでいますね」と言われました。
どういうことかと帰宅して調べてみると、ダウン症の胎児の特徴と一致していました。
元々心配性な私。
念のため、胎児ドック専門クリニックを訪ねました。その時は、染色体異常があったらどうするのか、産むのか中絶するのか等、そこまで主人と話を詰められず、不安な気持ちを拭いたいという一心で受診しました。
電話で予約したのですが細かく時間枠が決まっていて、空いている枠も少なく、受診される方が多いんだなという印象でした。
私は、胎児ドックを予約しました。
診察室は、大画面でエコー画像が見られるようになっていて、先生が手際よくエコーの写真を撮っていきます。
エコーが終わると待ち合い室で、結果を待ちます。この時は心のどこかで、大丈夫だろう。という気持ちでいました。
先ほどの先生に呼ばれます。
結果は、染色体異常の可能性は16分の1です。と告げられました。首の浮腫みの他にも、心臓の血液の逆流があったこと、年齢のこと等、様々な条件からの計算だそうです。
とても確率の高い数字に頭が真っ白になって、涙が流れ止まりませんでした。
先生からは、「あくまで、可能性の数字です。確実に診断するには羊水検査が必要です」と告げられました。
悩みましたが、その日のうちに羊水検査を受けることにしました。妊娠16週頃だったと思います。
採血をしてから、検査まで時間があるので、水分をたくさん飲むように言われました。
膀胱に尿が溜まっていた方が、針をさす時に、エコーで見やすいからだそうです。
検査自体は、下腹部に局所麻酔を打ってから、太い針をお腹の上から子宮まで刺します。麻酔を打ってしまえば、後は特に痛みもなくすぐに終わりました。
検査後、お腹がチクチク痛くて不安でしたが、翌日には治っていました。
結果が出るまでに、主人とお腹の子のことを話しました。
私は、もしも異常があった場合産むことを悩んでいました。主人は、中絶はあり得ないと言い、二人で頑張って育てようと言ってくれました。結果的にその一言が後押しとなって、どんな結果であっても妊娠は継続しようと二人で決めました。
後日、結果を聞きに行き、染色体は正常であることを告げられました。
安堵した気持ちもありましたが、色んな覚悟をしていたので動揺や興奮もなく、平常心で説明を聞いていました。
お腹の赤ちゃんが産まれてくるまで、色んな不安があると思います。
私は出産まで不安な気持ちを持ったまま、ストレスを抱えて生活するのは、家族にも赤ちゃんにも良くないと、思ってはっきりさせようと検査を受けました。
結果的に、主人とも色んなことを腹を割って話せたので家族の絆も深まったと思います。
検査自体は、初めてなので怖かったですが、終わってしまえば、あっという間なので必要以上に脅えることはないです。
ただ子宮に針を刺すということは多少のリスクを伴うことなので、しっかりと担当の先生と相談して、納得して受けられることをおすすめします。