普通分娩からの緊急帝王切開

陣痛が始まってから3日目にもかかわらず、なかなか子宮口が開かず、やっと開いてきて分娩台に上がったものの、赤ちゃんが降りてこず、赤ちゃんの心拍が低下してしまったので、そのまま緊急帝王切開になりました。

分娩台でいきんでいたときは、3日分の疲労と赤ちゃんへの不安の気持ちが、陣痛の痛みにプラスされて一番辛かったです。緊急帝王切開と決まった瞬間、あ〜やっとこの痛みと苦しみと赤ちゃんが無事に生まれるかの不安が無くなるんだ〜!!と、正直、安堵しました。帝王切開するための背中にする麻酔の注射（本来激痛らしいですが）の痛みすら全く感じないほど、陣痛が痛かったです。麻酔後は、それまでの痛みや錯乱状態が嘘のように消え、とても落ち着いて、そして、穏やかな気持ちで赤ちゃんに会うことができました。私は、人生で始めて手術を経験したのが帝王切開だったのですが、麻酔後の落ち着いた気持ちの時、自分の体にメスが入る不安なんて一切考えず、それよりも、赤ちゃんがどんな泣き声で生まれてくるんだろう…とか、ずっとお腹にいた子にやっと会えるんだ…とか、私、お母さんになるんだな…という事ばかりを改めて生まれてくる直前に今一度思い浮かべてました。 そして無事に健康に生まれてくれました。産後当日は、痛み止めが効いて全く傷口の痛みは無かったのですが、二日目からトイレに立ち上がるだけでもかなり痛かったです。抜糸の頃は、痛みも収まってきましたが、抜糸には個人差はあるようですが、私は抜糸が痛かったです。 退院後は、オロが中々収まりませんでしたが、それ以外にとくに術後の経過は順調でした。