双子の一人が入院になったとき
男女の双子の母なのですが、子どもたちが1歳4か月のとき、娘が中耳炎を悪化させてしまい、入院となりました。息子も娘もまだ授乳期間中、緊急での入院だったため医師に相談して息子も一緒に入院させてもらいました。
通常でしたら兄弟の入院は認められていないでしょうし、父親か、祖父母などに見てもらうことになるのでしょうが、融通をきかせてもらいました。緊急だったこと、実家が遠方だったこと、なにより授乳中だったことを考慮してくださいました。
1週間弱の入院でしたが、元気な息子も部屋から出られない、大声を出させないように工夫が必要だったのを覚えています。娘は発熱もありぐったりしていましたので騒ぐことはないですが、私から離れようとしませんでした。私も慣れない環境で授乳をはじめ世話をしないといけなかったのでとても疲れました。
ただ入院中は子供の食事を心配しなくてよかったことと、自宅にいるとどうしても家事に追われて夜が遅くなったり日中も思うように子どもたちにかまってあげたりすることができない時期でしたが、病室にいると子どもの世話いがいすることがありませんのでじっくりと相手をしてあげることができました。また、消灯時間がありますのでそれ以降は授乳以外で起きている用事もなかったので、早めに、長めに睡眠時間をとることができました。
双子が同時に病気になったら・・・という心配はもちろん、片方だけが病気になってもやはり困るものです。
今回お話しした入院のような場合は、私のように病院側が配慮してくだされば運がいいのでしょうが、病気になっていない子どもは入院を認められずに日中は祖母に病院での世話を頼み、代わりに母親が病院を離れて元気な子と一緒に過ごすようにしたという友人もいました。(夜間のみ病院で母親が付き添って、元気な子のほうはおばあちゃんの家に泊まる)
入院や病気のことに限らず、何か困ったことが起きたとしても、結局のところ、「何とかなってここまでやってきた」というのが結論かもしれません。緊急時には子どもたちに多少のガマンをさせてしまうこともあるかもしれないですが、後で少し余裕ができたらしっかりと向き合ってあげるようにしたら、1歳児は1歳児なりに、2歳児は2歳児なりに理解してくれているのでは?と思っています。さらに双子の場合、相手の緊急事態を何となく察するのか、熱があったり、調子が悪かったりしたときには元気な子のほうはおとなしくじっとしてくれているので不思議なものだな、と思います。