胎児発育不全の体験談

胎児発育不全と診断されました

20週目を過ぎた頃、検診で「小さめの赤ちゃんですね」と言われたのが最初でした。自分自身の体重はちゃんと増えていたので、そんな事もあるのか、とその時は軽く考えていました。他には注意されるような事もなかったし、何より胎動が激しかったので、元気そのものの赤ちゃんとばかり思っていました。

32週目になり、里帰り先のクリニックでの最初の検診。そこで、「週数のわりに赤ちゃんが小さすぎる。『胎児発育不全』です」と言われ 、その日のうちに入院が決まりました。

入院中は常に点滴を受け、トイレ以外は安静にと言われたので、ほぼ寝て過ごしました。栄養価の高いバランスのとれた食事が三食提供され、少しでも赤ちゃんの体重になるようにと、残さず食べました。

何日おきかに先生の診察と、ノンストレステスト、エコーを受け、赤ちゃんの成長をチェックします。赤ちゃんの体重が増え、先生から見て何の問題もなければ、即退院となるのですが、私の場合はなかなか順調にはいかず、臨月直前になって、ようやく退院OKとなりました。

臨月になり、週一の通院で、毎回赤ちゃんの体重が増えていくのが確認出来ました。2,500gを超えました、と言われたときは心の底からほっとしました。

40週を少し過ぎ、赤ちゃんは、無事産まれました。出生時の体重は約2,900g。ギリギリまでこの子が大きくなろうと頑張ってくれたのか、と涙が出ました。

現在、その子は二歳になりました。低体重と言われる事もなく順調に育ち、毎日元気に走り回っています。

後輩ママへのアドバイス

『胎児発育不全』は誰にでもおこりうる事ですので、自分を責めないでください。赤ちゃんと自分を信じて、日々を過ごしてくださいね。

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