夜驚症の体験談

夜泣きとは桁違いの辛さ

娘は新生児の頃から全然眠らない子で、夜泣きも一晩に平均して12回ほどしていました。寝付きも悪く、30分以上連続して眠ってくれることなどなかったので私は毎日寝不足で、1歳の誕生日近くなるまで自宅に引きこもっていました。このままではいけないと思い、1歳の誕生日の晩に断乳を決行。一晩でおっぱいを卒業した娘は、ようやく4時間ほど連続して眠ってくれるようになりました。しかし、ほっとしたのもつかの間、頻回な夜泣きと引き換えに、いわゆる「夜驚症」が始まりました。1歳1か月あたりだったと思います。通常の夜泣きの場合、子どもを抱っこしたり歌をうたってあげたりすれば、入眠まではしなくても泣きやみはすると思います。実際、0歳代の夜泣きは、泣いて暴れても抱っこすれば落ち着きましたし、泣く時間も長くて10分程度でした。しかし夜驚症は違います。夜驚症を起こしている場合、子どもは意識がこちらに向いていないのです。まるで悪夢の中にいるようで、話しかけてもそれに応えるそぶりを見せません。抱っこも嫌がりエビ反りして逃げようとするので、夜驚症を起こされると手のつけようがありませんでした。時間も長く、一度泣き始めると20分でも30分でも泣き続けます。力尽きるまで泣かせようと思い見守ることもありましたが、そういう場合は大体泣きすぎて吐いてしまい、真夜中にパジャマやシーツを取り替えていました。泣きたいのはこっちだよと、私も一緒になって泣くことも度々ありました。一週間に3、4回このひどい状態になり、夜驚症を知らなかった私も「これは単なる夜泣きとは絶対に違う」と思い、娘の状態をキーワードにネットで検索しました。これが夜驚症だと分かり、まず私がとった対策は娘の意識を覚醒させることです。揺すっても声をかけても抱きしめても反応がないので、大好きなアンパンマンの動画を見せてみました。するとぴたりと泣きやみ、明らかに顔つきが変わりました。悪夢から目覚めたんだな、と一目でわかり、ほっとしたのを覚えています。それからは夜驚症が始まるとアンパンマンに助けてもらいました。時には、本人の泣き声の方が大きいため動画の声がかき消されてしまい、いつまでたっても覚醒できないこともありましたが、以前録画した娘の夜驚症を起こしている最中の動画を見せると必ず泣きやむことがわかりました。悪夢の中にいてパニックを起こしていても、自分の泣き声は耳に届くようです。2歳1か月になった現在も、月に6、7回のペースで夜驚症を起こしていますが、自分の夜驚症動画を見せれば覚醒して落ち着いてくれるので助かっています。

後輩ママへのアドバイス

夜泣きも大変ですが、夜驚症は本当に「お手上げ」という状態になり、娘と一緒に何度泣いたかわかりません。同じように夜驚症で悩むママさん、本当にお疲れ様です。夜泣きとは違い夜驚症への対応方法は、いかにして子どもを覚醒させるかだと私は思っています。夢から目覚めさせれば、あとは通常の夜泣きと同じように再度寝かしつければいいのだと思います。我が家はまずはアンパンマンに頼りましたが、アニメだと覚醒しすぎて、もう一度寝なおすのが難しかったりもするので、自分の泣いてる姿を録画して見せるのはオススメです。この程度の動画なら、見終わった後は再度眠りにもっていきやすいです。スマホで手軽に録画・再生ができる時代で良かったと痛感しています。2歳を過ぎた今でも未だに夜驚症を起こし、一体いつまで続くのかとげんなりすることもありますが、自分の泣いている動画をぽかんと見つめる子どもの姿はなんだか間抜けで、とても愛らしいので、その姿を見れるから良しとして頑張っています。

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