予想外に30週で完全破水

一人目が41週で生まれていたので、二人目も普通に生まれるだろうと思っていました。でも、妊娠の月を重ねてきたら子宮頸管が徐々に短くなり、そこを縫う手術を妊娠5ヶ月で受けました。

仕事は続けていましたが、22週あたりに出血し、切迫早産の診断で、仕事を休み、張り止めを飲みながら安静にすることに。でも実際は上の子がまだ当時2歳だったため、じっとはしていられませんでした。医師は入院もありだと言われていましたが、上の子と離れるのは嫌で、もう少しギリギリまで自宅安静を希望しました。いま思えば、周りに甘えて入院すべきだったのかもしれません。

結局30週になってすぐ、完全破水をしてしまいました。原因は、頸管が短かったため、細菌が入ったのではと言われました。主人に病院に運んでもらいました。下半身びしょびしょでしたが、バスタオルを挟んで抱えてもらい移動しました。止まらない水に、気持ちは張り裂けそうでした。

しかし、陣痛はこなくてすぐには産まれませんでした。羊水は残りごくわずかでしたが、細菌感染はなかったため、そのままの状態で少しでも長くお腹にいれておくことに。体位を動かすたびに、じゅわ～と羊水がでました。赤ちゃんの口の辺りだけに羊水があるのがエコーで分かりました。医師は毎日羊水は作られているんですよと言われていました。赤ちゃんが苦しくないように、そのことだけが頭にあり、とにかく動かないように努めました。

それから約２週間、シャワーも浴びれない状態で過ごし、体重がようやく1500g超えた頃、赤ちゃんが片腕を頭の横につけて、ぴーんと伸ばしてしまったのがエコーでわかりました。このまま出産となると、ヘソの緒で首を絞め、窒素させてしまうリスクがあるので、緊急帝王切開をすることになりました。32週0日でした。1514gの我が子の誕生でした。

小さな我が子は生まれてすぐ泣いてくれ、私の人差し指を握ったのを覚えています。そしてNICUに入りました。幸い、少し黄疸がでて、青い光線を浴びた治療以外に大きな問題はなく、GCUに移動し、2200gになった頃退院できました。産後約１ヶ月間入院でした。