二人目不妊の体験談

多卵胞症候群と診断されて

私の場合、一人目を出産したのは2010年です。以前から生理不順だったため、29歳だった私は産婦人科でタイミング療法を受けていました。幸いにもその時は一度のみの排卵誘発材の注射だけで妊娠できました。二人目を考え始めたのは2011年頃からで、生理も全く回復せず自然妊娠は難しいと思ったため、早めに産婦人科に通うようにしました。当時一人目の子は2歳になりつつあり、自分や夫に二人目の出産というプレッシャーがかかる前にゆるやかな妊活をしていこうと考えたためです。しかし、思いもよらず出産した産婦人科で診察を受けたところ、多卵胞症候群と診断されました。これは一度に沢山の卵胞が育ってしまい、排卵したとしても大きな卵や小さな卵が同時に排卵されてしまう症状です。私の場合は受精に充分な卵胞が育ちにくく、受精して着床したとしても、双子以上になる可能性が高いと言われました。その場合は出産に至らないことが多く、母体にとっても危険とのこと。なので、卵胞の状態をみながら注射で卵胞を育てるように促し、一つの卵が育ったところで、排卵誘発材を投与し、タイミング療法で受精を試みるという治療を行いました。その際は卵胞を育てるために1日おきに、HMG注射を打ちますが、これは筋肉注射なのでかなり痛いです。なので、タイミング療法を行うまで続き、着床したか確認が取れなかったら、また再開するので月の半分は1日おきに、病院へ向かい、注射をし、内診のエコーで卵の状態を調べていました。それが約8ヶ月繰り返され、幸いなことに妊娠に繋がりました。妊娠の経過は順調で、2012年に出産することができました。

後輩ママへのアドバイス

一人目の子供を連れて病院へ通うのがまず大変だと思います。2歳くらいは一番手の掛かる頃なので。私は大学病院へ通っていたので予約をしても待ち時間が2時間という日ばかりでした。その間、邪魔にならないように隅で遊ばせてもらったり、病院へ行くことを子供にとって苦にならならいように工夫しました。(病院の中にあるガシャガシャの空いたカプセルを一つもらう、帰り道に大きな公園に寄る等)。不妊治療の費用が私の場合は月に2万円を越えていたので、子供の飲み物やお菓子は持参し、あまりお金の掛からないように遊ばせていました。今、目の前に可愛い子供が一人いると思うので、まずこの子を大切にして、あまり焦らずに妊活を進めていくと良いと思います。

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